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常磐線快速電車は上野駅(朝夕の一部は上野東京ライン経由で品川駅)から松戸、柏を経由して茨城県の取手駅へ向かうJR東日本の通勤路線。運行区間の基本は上野駅〜取手駅間の運転が大部分であるものの、一部の列車は我孫子駅から成田線へ乗り入れて、成田駅まで運行している列車も設定されている。なお本来は常磐線の一部にあたっているものの、本項ではおもにE電においての通勤車両にて運用している上野駅から取手駅までの区間を中心に、我孫子駅から成田駅までの成田線部分(通称:我孫子支線)も記述する。また上野駅から東京駅、新橋駅を経由して品川駅まで至っている上野東京ラインについては、常磐線快速電車が乗り入れている部分についてのみ本項にて記述する。
(取手駅以遠の中距離列車については「常磐線」、上野東京ラインのその他については「上野東京ライン」の項を参照のこと。)
運行内容
基本的に上野駅〜取手駅間の線内運転に加え、車庫がある松戸駅発着の列車が上下線に設定されている。このほか我孫子駅経由で成田線へ乗り入れ、上野駅から成田駅までの直通のほか、我孫子駅から成田駅までの折返し列車も設定されている。また朝夕のラッシュ時には上野駅から上野東京ラインへ乗り入れ、東京駅および新橋駅を経由して、品川駅まで乗り入れる列車も設定されている。列車編成は品川駅および上野駅から取手駅までの区間は10両編成もしくは15両編成が、我孫子駅から成田駅までの区間は10両編成もしくは5両編成がそれぞれ運行されている。また成田線へ直通する列車を中心に15両編成の一部の列車は、我孫子駅で増解結を行なっている。
運行車両
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E231系車両
従来から運用されている103系車両の置き換え用として2002年から登場した車両。当時は山手線でもE231系が導入されていた為に、常磐線用としてカラーの青緑色に加えて、黄緑色の帯を付けて登場している。前面の顔は中央総武線の209系に似ているのが特徴である。10両編成の基本編成、および5両編成の付属編成とも各19本の285両が松戸車両センターに配置されている。
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過去の運行車両
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103系車両
かつての常磐快速線は103系車両の天下であり、上野駅〜取手駅間および我孫子駅〜成田駅間で活躍していた。永年、青緑色のカラーで活躍していたが、2002年以降はE231系の登場で活躍の場が減ったものの、以降もE231系を補完するかたちで運用を続けていた。その後2006年3月のダイヤ改正で常磐線の輸送体系の変化によって103系は引退し、首都圏最後の103系として最後は人気を集めると同時に、有終の美を飾った。
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