京急線へ

京急本線・久里浜線
(泉岳寺〜三崎口・浦賀)
【更新内容】2023.12.3 種別の内容変更:「エアポート急行」→「急行」へ変更。
(2020年3月14日:駅名改称)花月園前→「花月総持寺」、仲木戸→「京急東神奈川

 京急本線は東京都港区の泉岳寺駅から品川、京急川崎、横浜、金沢文庫、横須賀中央を経由して神奈川県横須賀市の浦賀駅に、京急久里浜線は神奈川県横須賀市の堀ノ内駅から京急久里浜を経由して、三浦市の三崎口駅にそれぞれ至っている京浜急行電鉄の鉄道幹線である。運行内容においてはエアポート快特は泉岳寺駅から羽田空港国内線ターミナル駅まで、快特および特急は、泉岳寺駅ならびに品川駅から三崎口駅まで、普通(各駅停車)は品川駅から浦賀駅まで、エアポート急行は泉岳寺駅や品川駅、ならびに新逗子駅から羽田空港国内線ターミナル駅までがそれぞれ基本になっている。

日中時間帯における運行内容

 2022年11月26日実施予定のダイヤ改正における日中時間帯の運行パターンは以下の内容となる。(泉岳寺から先の都営浅草線・京成線・北総線および成田スカイアクセス線も含む。)

種別\駅名

























運転本数
エアポート快特
(アクセス特急)
→(注)羽田空港 1.5本
快 特 1.5本
3本
特 急 1.5本
1.5本
→(注)羽田空港 3本
急 行 (注)羽田空港← →逗子・葉山 3本
普 通 →浦賀 6本

(注)羽田空港:羽田空港第1・第2ターミナル

運行種別

 以下はは2023年11月27日現在における運行種別を記す。

エアポート快特

 都営浅草線、京成線方面から泉岳寺駅、品川駅を経由して空港線羽田空港国内線ターミナル駅へ至る空港線直通の最速達種別。1998年11月18日の羽田空港駅(現、羽田空港国内線ターミナル駅)が開業した際に登場し、当初は羽田空港駅と成田空港駅とを直結する上で、都営浅草線内も通過運転する種別であった。現在でも都営浅草線内は通過運転を行っており、2010年5月16日からは京急線内でも京急蒲田駅を通過することで、品川駅から羽田空港駅への直行を図っている。運行内容はおもに羽田空港国内線ターミナル駅から品川駅、泉岳寺駅、都営浅草線、さらには京成線を経由して京成高砂駅から北総線、成田スカイアクセス線経由で成田空港駅まで日中40分間隔で運行されている。列車編成は全列車8両編成である。

 京急線内からのエアポート快特はおもに、羽田空港駅(羽田空港国内線ターミナル駅)から都営浅草線・成田スカイアクセス線(北総線)経由で、京成線内は「アクセス特急」として、成田空港駅まで運行されている。

快特

 京急線内における最速達種別列車が快特。かつて1999年までは快速特急であったが、現在では快特」が正式名称となっている。[1]主な運行区間では泉岳寺駅および品川駅から京急久里浜駅、三崎口駅に至る線内快特(A快特)と、都営浅草線、京成線方面から京急久里浜駅、三崎口駅に至る直通快特(SH快特)のほか、さらに都営浅草線や京成線、北総線などから羽田空港国内線ターミナル駅に至る列車がそれぞれ設定されている。日中では泉岳寺駅から三崎口駅にかけて線内および直通と合せて10分間隔で設定されており、それ羽田空港国内線ターミナル駅行きがそれぞれ設定されている。列車編成は基本的に8両であるが、品川駅から金沢文庫駅にかけては4両編成を増結して12両編成になる列車も一部設定されている。

 2022年11月26日のダイヤ改正では日中時間帯に運行されている本線〜浅草線方面系統のSH快特のほとんどを特急へ置き換えられている。

 京急線内のみで運行される快特(A快特:泉岳寺・品川〜三崎口間)には、平日のラッシュ時には3ドア車両(1000形・1500形など)、日中では主に2つドアである2100形車両が運用されているものの、2022年11月26日からは日中でも3ドア車両が運用されるようになり、土曜休日ダイヤにおける列車番号の下2ケタにおいて「31A」と表示されている列車が該当する。

 普段において日中時間帯の京急線内快特列車(A快特)は2ドア車両の2100形車両が運用されているが、稀に2100形車両の運用の都合などのほか、土休日運用の「31A」の列車が3ドア車両にて運用され、1500形(左)や1000形(右)などが運用される。その際には各停車駅にて放送などで案内される。

 品川から先の都営浅草線および京成線へ直通する快特(SH快特:京成高砂・青砥〜三崎口間)には、1000形や1500形、600形の3ドア車両が用いられている。

特急

 かつて1999年までは日中に都営浅草線、京成線から三崎口駅まで運行されていたが、ほとんどが快特へ置き換えられたために実質的に朝夕ラッシュ時、および早朝深夜に運行されている。そのため現在では完全な脇役の種別になっている。主な運行区間は都営浅草線方面から三崎口駅までの運行を基準に、一部では泉岳寺駅ならびに品川駅発着、さらには羽田空港国内線ターミナル駅発着も設定されている。この他にも平日朝のラッシュ時には浦賀駅や新逗子駅発も運行されており、三崎口駅や京急久里浜駅、浦賀駅発のなかには金沢文庫駅までが特急で、金沢文庫駅から品川駅まで快特といった変わり種の列車も運行されている[2]。列車編成は基本的に8両であるが、ラッシュ時では金沢文庫駅から神奈川新町駅、品川駅にかけては4両編成を増結して12両編成で運転される列車もある。

 2022年11月26日のダイヤ改正では都営浅草線方面からの列車が日中時間帯において運行され、京成高砂・青砥〜三崎口間および印旛日本医大〜羽田空港間の2系統での構成となり、特に前者は23年ぶりに日中時間帯に復活している。

 かつては日中時間帯において都営浅草線および京成線直通で青砥から三崎口間を結んでいた特急は、快特に置き換えられた現在では朝夕ラッシュ時および早朝と深夜のみに運転され、脇役的な存在であったが、2022年11月26日以降は日中時間帯においても運行され、かつてと同じ都営浅草線方面へ運行されるパターンになる。

 快特や特急の殆どが三崎口方面からであるものの、朝の一部の特急には浦賀駅発も設定されている。平日朝にはかつての「通勤快特」にあたる金沢文庫まで特急、金沢文庫〜品川間快特といった変わり種も設定されている。

(注記)※ちなみに上記の写真の2編成はいずれも事故で廃車されており、上写真の1701編成は2013年に、下写真の1137編成は2020年3月にそれぞれ除籍されている。

急行

 ここでは基本的に泉岳寺駅ならびに品川駅からと、新逗子駅からとに分けて記載する。

2023年11月に従来の「エアポート急行」から種別が復活した「急行」。基本的には、エアポート急行から継続して運行されている。
  • 泉岳寺駅ならびに品川駅〜羽田空港国内線ターミナル駅間
    2010年5月15日までは「急行」で運行されていたが、停車駅は従来と同じく泉岳寺、品川、青物横丁、立会川、平和島、京急蒲田、京急蒲田からの空港線内各駅となっており、急行の頭にエアポートを冠したものとなっている。当初は日中20分間隔で運行されていたが、京急蒲田駅が完全に高架化された2010年10月21にのダイヤ改正では、日中のほとんどが快特に格上げされたため、現在ではおもに平日の朝夕ラッシュ時や早朝深夜、土曜休日の朝と夜の設定になっている。列車編成はすべて8両編成である。2023年11月25日に実施のダイヤ改正において、13年ぶりに「急行」へ戻されている。
  • 新逗子駅〜羽田空港国内線ターミナル駅間
    横浜方面から羽田空港へのアクセス向上を目的に設定された種別。かつて1999年まではこちらも「急行」が運行されていたが、運用効率が不評な関係から一旦普通に格下げされるかたちで廃止(実質的には休止。)されたものの、停車駅を見直すかたちで再設定されている。従来と同じ停車駅が京急蒲田から京急川崎、京急鶴見、神奈川新町、横浜、日ノ出町、上大岡、金沢文庫、金沢八景、および逗子線の各駅で、それに仲木戸と井土ヶ谷、弘明寺、杉田、能見台が追加されているが、逆に急行停車駅であった生麦と子安、黄金町、京急富岡は停車駅から外れている。こちらは平日朝のラッシュ時を除きほぼ終日設定されており、概ね10分間隔で運行されている。列車編成は8両編成が基本であるが、一部には6両編成も運行されている。2022年11月26日以降は日中時間帯において減便され、1時間に6本から3本の内容へ変更となる。

 これらの列車については、いずれも京急蒲田駅にて空港線へ乗り入れるかたちで羽田空港駅(羽田空港第1・第2ターミナル駅)まで乗り入れており、実質別列車として運行されている。なお2023年11月25日のダイヤ改正以降、現在のエアポート急行から「急行」へ改称され、下り列車のごく一部に品川方面から横浜方面への直通が再設定されるが、ほとんどの列車(上りは全ての列車)は現在通り、羽田空港駅発着となる。

 「急行」は品川方面からと横浜方面からの羽田空港への急行列車であるが、基本的には横浜方面からの列車が終日運転されている。横浜方面からは逗子・葉山発着にて運転され、8両編成ならびに6両編成が運用される。8両編成で運転される場合、大抵は8両固定編成での運用であるが、4両編成プラス4両編成で運用されることもあり、その場合は同種同形式での併結運用となり、異種系列での併結はない。

2021年度からは新1000形の最新車両である「Le Ciel」(ル・シエル)も一部ではあるが、急行の運用を受け持っている。
 一方の品川方面からの「急行」は、2023年現在は朝夕・夜に運転されており、主に都営浅草線や京成線、北総線からの列車がほとんどとなっている。運用車両は京急車両よりも他社車両が多い。(写真は京成車両)

普通

 全線各駅に停車する種別。おもに品川駅から浦賀駅までが典型的な運行区間であるが、平日朝のラッシュ時には京急久里浜駅や逗子・葉山駅発着の品川方面直通列車、および羽田空港国内線ターミナル駅発着の横浜方面直通列車も設定されている。また品川駅〜浦賀駅間を運行する列車の一部には神奈川新町駅もしくは金沢文庫駅において運用車両を交換するパターンも設定されている。かつての列車編成は4両編成が基本であったが、現在では6両編成が基本であるものの、一部の列車では先述の車両交換の都合によって4両編成も運行されている。

 なお日中時間帯において運行の品川駅〜京急蒲田駅間の列車は全列車4両編成で運行されていたが、コロナ禍に伴って2020年5月から運休しており、2021年3月27日実施のダイヤ改正にて正式に廃止され、品川駅から浦賀駅までの区間にほぼ統一されている。

 普通列車は主として品川駅から浦賀駅までの通し運用となっており、基本的には殆どが6両編成で運用されている。現在では左写真の1000形3つドア(このほか1500形も)が運用されているが、かつては4つドアの800形車両(右写真)も運用されていた。

 日中時間帯に運転される品川〜京急蒲田間の普通列車は4両編成で運用されており、主に600形や1000形が使用されていたが、コロナ禍の為に2020年5月から運休し、2021年3月27日の改正でもって正式に廃止となった。

京急ウィング号モーニングウィング号

 京急ウィング号は1992年4月から運行を開始した京急版のホームライナーで、平日夜の下りに運行されている。品川駅18時45分発の1号から22時05分発の11号まで20分間隔で運行され、停車駅は品川を出ると上大岡まで無停車となり、上大岡からは快特と同じ停車駅に停車する。

 一方、モーニングウィング号は2015年12月から運行を開始し、こちらは平日朝の上りに運行されており、三浦海岸駅6時09分発の品川行き1号と7時56分発の泉岳寺行き2号の2本が運行されている。こちらの停車駅は三浦海岸を出ると横須賀中央、金沢文庫、上大岡、品川、泉岳寺に停車する。

 いずれの場合も利用の際には、乗車券(きっぷ・定期券・ICカード)のほかに、Wing Ticket(着席整理券)300円が必要となり、京急ウィング号では品川駅、モーニングウィング号では三浦海岸駅、横須賀中央駅、金沢文庫駅、上大岡駅でそれぞれ発売している。なお下りの京急ウィング号で上大岡駅から乗車の場合は快特と同じ扱いになる為に、乗車券だけで利用できる。

 車両は2ドアが使用されるため、2100形8両編成が運用されている。



京急本線・久里浜線 駅一覧

京急本線(泉岳寺〜浦賀間)
駅番号














接続している路線
都営浅草線方面直通区間
泉岳寺
(せんがくじ)[3]
A-07 都営交通(東京都交通局)にて管理を受け持っている2面4線の駅で、外側2線が京急線方面発着ホームとなっている。駅名由来の泉岳寺へは西へ徒歩5分。赤穂浪士で有名であり、大石内蔵助などの墓所がある。さらに東側には高輪の新スポットとしてJR山手線と京浜東北線の新駅「高輪ゲートウェイ」駅の最寄りでもある。
品川
(しながわ)
KK01 東海道新幹線をはじめとしたJR各線がひしめいており、京急線における実質上のターミナル駅で、快特の半数や本線普通列車は当駅発着となっている。東海道の品川宿で栄えており、駅は港区高輪に位置している。
北品川
(きたしながわ)
KK02 | | | | 品川駅より南にある駅であるが、住所は正真正銘の品川区北品川に位置している。
新馬場
(しんばんば)
KK03 | | | | かつての北馬場駅と南馬場駅とが統合された駅で、普通列車のみの停車であるが、この名残からホームの有効長が長い。
青物横丁
(あおものよこちょう)
KK04 | |
鮫洲
(さめず)
KK05 | | | | 駅の南には警視庁の鮫洲運転免許試験場。
立会川
(たちあいがわ)
KK06 | | |
大森海岸
(おおもりかいがん)
KK07 | | | | 駅から徒歩5分の所にしながわ水族館。
平和島
(へいわじま)
KK08 | | 平和島競艇場への最寄り駅。ここから六郷土手駅までの区間は2012年までに高架化された。
大森町
(おおもりまち)
KK09 | | | |
梅屋敷
(うめやしき)
KK10 | | | | かつて地上ホーム時代は有効長が4両分と本線では唯一短く、6両編成の場合は下り寄りの2両をドアカットしていた。
京急蒲田
(けいきゅうかまた)
KK11 |
  • 京急空港線<羽田空港第1・第2ターミナル方面>(品川および横浜方面より直通)
高架化による大規模改良事業によって、上下2層式に改築された駅。
雑色
(ぞうしき)
KK18



| | |
六郷土手
(ろくごうどて)
KK19 | | | 駅ホームの先は多摩川の土手。
京急川崎
(けいきゅうかわさき)
KK20 神奈川県第二の都市である川崎市の代表駅で、JR川崎駅との実質的な乗換駅。京急川崎駅は高架と地上との2層式で、本線は高架ホーム、大師線は地上ホームから発着している。
八丁畷
(はっちょうなわて)
KK27 | | | 南武支線との乗換駅ではあるが、京急では普通しか停車しないことと、南武支線の本数が少ないことから乗換駅としての機能の効果はほとんどない。その為、京急では南武支線への乗換案内はしていない。
鶴見市場
(つるみいちば)
KK28 | | |
京急鶴見
(けいきゅうつるみ)
KK29 | | 駅西側にはJR鶴見駅が隣接。さらにその先には鶴見区で有名な総持寺。
花月総持寺
(かげつそうじじ)
<旧:花月園前>
KK30 | | | かつて花月園競輪場への最寄り駅であり、2020年3月13日までの駅名は「花月園前」であった。隣接しているJRの花月園踏切は「開かずの踏切」で有名であり、数々のメディアなどで取り上げられている。
生麦
(なまむぎ)
KK31 | | | 幕末の生麦事件で有名。
京急新子安
(けいきゅうしんこやす)
KK32 | | |
子安
(こやす)
KK33 | | |
神奈川新町
(かながわしんまち)
KK34 | 京急線の車庫所在地駅の一つ。普通列車の一部列車にて当駅発着が設定されている。
京急東神奈川
(けいきゅうひがしかながわ)
<旧:仲木戸>
KK35 | | かつての駅名は仲木戸であったが、JRの東神奈川駅と隣接しており、利用客に分かりやすく表現する為にと改称された。
神奈川
(かながわ)
KK36 | | | 青木橋のたもとに位置している小さな駅。青木橋の脇の高台にある本覚寺は、幕末のアメリカ領事館であった。
横浜
(よこはま)
KK37 横浜駅は京急線内だけでなく、神奈川県内でも利用客の多い駅。京急をはじめJRや東急、相鉄、みなとみらい線、横浜市営地下鉄といった鉄道が集中している。この駅から戸部駅までの区間に、使用されていないホームのようなものはかつて戦時中まで存在した平沼駅の跡。太平洋戦争末期の横浜大空襲で壊滅な被害を受け、廃止された駅である。
戸部
(とべ)
KK38 | | | 駅の出口の先は東海道(国道1号)。
日ノ出町
(ひのでちょう)
KK39 | | 野毛山公園および野毛山動物園へは徒歩10分。ここから南太田駅付近の大岡川沿いは春の桜が見事。横浜の代表的な繁華街の野毛町および伊勢佐木町へも当駅にて下車。桜木町駅へも近い。
黄金町
(こがねちょう)
KK40 | | | 横浜市営地下鉄ブルーラインの阪東橋駅や大通り公園、横浜橋商店街が近い。
南太田
(みなみおおた)
KK41 | | |
井土ヶ谷
(いどがや)
KK42 | |
弘明寺
(ぐみょうじ)
KK43 | | 駅名となった弘明寺観音は駅から徒歩3分。坂東三十三箇所の霊場として栄えている。同名である横浜市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅へは観音通商店街を通り、徒歩約10分。
上大岡
(かみおおおか)
KK44 横浜市南部にあたる上大岡は横浜の副都心の一つであり、当駅の真上には1996年にオープンした京急百貨店がある。
屏風浦
(びょうぶがうら)
KK45 | | |
杉田
(すぎた)
KK46 | | 根岸線とシーサイドラインの新杉田駅へは駅から徒歩10分。かつて「杉田の梅林」として知られた妙法寺は駅の南1qほどの場所にある。
京急富岡
(けいきゅうとみおか)
KK47 | | | かつて1988年から1999年までは急行(先代)停車駅であった。
能見台
(のうけんだい)
KK48 | | かつては谷津坂という駅名であったが、京急の住宅地開発によって、1982年に現在の駅名に改称。由来は江戸時代から知られた景勝地「能見堂」から。ちなみに旧駅名である谷津坂は駅東の国道バス停に残っている。
金沢文庫
(かなざわぶんこ)
KK49 神奈川新町と並ぶ京急の車庫所在地駅。品川からの12両運転の区間はここまで。駅の東側には称名寺があり、その奥には駅名由来の県立金沢文庫がある。さらにその先には海の公園も近い。一方の西側には金沢自然公園および金沢動物園がある。
金沢八景
(かなざわはっけい)
KK50 金沢八景はかつて「瀬戸の秋月」や「野島の夕照」などで知られた場所で有名。八景島シーパラダイスのある八景島へはシーサイドラインを利用。駅前からのバスでは鎌倉方面などへの京急バスや大船方面などへの神奈中バスが発着している。また駅から金沢文庫寄りには総合車両製作所(かつての東急車輛工場)があり、数々の鉄道車両を製造している。その為に逗子・葉山方面からの4番線ホームは3線軌条となっている。
追浜
(おっぱま)
KK54 |



横須賀市北部の代表駅。日産自動車や住友重機械工業などの大規模工場が控えており、通勤利用客が多い。
京急田浦
(けいきゅうたうら)
KK55 | |
安針塚
(あんじんづか)
KK56 | | 駅名の「安針塚」がある塚山公園へは徒歩30分。ウィリアム・アダムズこと三浦按針の墓所として有名。
逸見
(へみ)
KK57 | |
汐入
(しおいり)
KK58 | ヴェルニー公園およびJR横須賀駅へは徒歩5分。
横須賀中央
(よこすかちゅうおう)
KK59 駅名の通り、横須賀市の中心地となっている駅。
県立大学
(けんりつだいがく)
KK60 | | かつて2004年1月31日までの駅名は「京急安浦」であった。
堀ノ内
(ほりのうち)
KK61 本来ならば浦賀方面が本線であるものの、快特や特急などの優等種別は三崎口へ直通するため、久里浜線が実質上の本線となっている。
京急大津
(けいきゅうおおつ)
KK62




駅から徒歩7分の場所には坂本龍馬の妻、おりょうの墓所である信楽寺(しんぎょうじ)がある。
馬堀海岸
(まぼりかいがん)
KK63 防衛大学校および走水神社への最寄り駅。駅前から防衛大学校および観音崎への京急バスが発着している。
浦賀
(うらが)
KK64 幕末の代表的な街である浦賀の下車駅。駅付近には数々の寺社に恵まれており、浦賀の渡し船も有名。観音崎への京急バスも発着。


京急久里浜線(堀ノ内〜三崎口間)
駅番号






接続している路線
堀ノ内
(ほりのうち)
KK61
  • 京急本線(横浜・品川・羽田空港方面直通)
本来ならば浦賀方面が本線であるものの、快特や特急などの優等種別は三崎口へ直通するため、久里浜線が実質上の本線となっている。
新大津
(しんおおつ)
KK65
北久里浜
(きたくりはま)
KK66 次の京急久里浜駅との間には京急ファインテック(旧:京急久里浜工場)および久里浜検車区があり、車両の検査や更新工事などが実施されている。
京急久里浜
(けいきゅうくりはま)
KK67 横須賀市南部を代表する駅であり、開国の町としても有名。幕末のアメリカ海軍であったペリー提督の記念碑へは、駅前から徒歩20分。さらにその先の久里浜港からは、房総半島の金谷港(JR内房線:浜金谷駅)への東京湾フェリーも発着している。
YRP野比
(わいあーるぴーのび)
KK68 かつては野比であったが、YRP(横須賀リサーチパーク)の開発発展に伴って、1998年4月に改称された。
京急長沢
(けいきゅうながさわ)
KK69
津久井浜
(つくいはま)
KK70 横須賀市最南端の駅で、駅前から武山への登山道の起点となっている。
三浦海岸
(みうらかいがん)
KK71 海水浴で有名で、三浦半島を代表する三浦海岸への下車駅。駅前から剱崎への京急バスが発着している。
三崎口
(みさきぐち)
KK72 京急線列車における終着駅。かつては油壷方面への延伸計画があったが、2005年に休止されている。現在は三浦市代表の駅として機能しており、駅前からは京急バスが油壷や三崎港、城ヶ島、荒崎方面などへ向けて発着している。

脚注

  1. ^ かつては京成も2006年のダイヤ改正当初「快特」と読んでいたが、快速との誤読や誤乗を防ぐために「快速特急」に変更されている。
  2. ^ かつて1981年から1999年まで運行された「通勤快特」と同じ停車駅。
  3. ^ 東京都交通局にて管理。


京急線へ
inserted by FC2 system