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成田スカイアクセス線
(京成高砂〜印旛日本医大〜成田空港)

 成田スカイアクセス線は、都心から成田国際空港への新しい短縮ルートとして建設された京成電鉄の新規格路線で、京成高砂駅から千葉ニュータウン地域を経由して、成田空港駅まで結んでいる。京成高砂駅から印旛日本医大駅までの区間は北総線と線路を共用しており、この区間は北総鉄道に管理を委託しているかたちを採っている。もともとは1970年代に成田新幹線が建設されるはずであった区間を、一部分転用して建設されたのが特徴的な区間も存在している。本来は京成成田空港線が正式名称であるが、旅客案内などにおいて成田スカイアクセス線を使用しており、本項では特記がない限り、成田スカイアクセス線で記述する。なお京成高砂駅から印旛日本医大駅までの各駅などの区間は、北総線を参照のこと。

運転内容

 成田スカイアクセス線で運用されている列車は、有料特急列車のスカイライナーと、一般列車のアクセス特急が運転されており、スカイライナーは京成上野駅から成田空港駅まで、アクセス特急はおもに羽田空港駅から都営浅草線経由で成田空港駅まで運転されているが、アクセス特急の一部は京成上野駅や都営浅草線西馬込駅、さらには京急線方面へ乗り入れて、最遠で三崎口駅までの列車がそれぞれ設定されている。

 以下の内容は、成田スカイアクセス線で運転されている列車のみを述べる。

スカイライナー


スカイライナーで運用される2代目AE形車両。

京成上野から成田空港へ運転されている京成電鉄の看板列車。長年、京成本線経由で運転されていたが、2010年7月17日の成田スカイアクセス線の開業とともに成田スカイアクセス線経由へ変更され、同時に日暮里〜空港第2ビル間の所要時間が従来の本線経由の51分から新線(成田スカイアクセス線<北総線>)経由の36分へと大幅に短縮されている。

これまでは日中時間帯は40分間隔での運転であったが、2019年10月26日のダイヤ改正からは終日20分間隔に大幅増発されており、更なる発展が見込まれている。

アクセス特急

 2010年7月17日の成田スカイアクセス線開業と同時に登場した列車種別。成田スカイアクセス線内唯一の一般種別列車であり、京成高砂〜印旛日本医大間は北総線と線路を共用し、印旛日本医大駅からは独自の新線区間を通って、途中、成田湯川駅に停車し、空港第2ビル駅および成田空港駅へと向かう。主に京急線の羽田空港駅から都営浅草線、成田スカイアクセス線を経由して、成田空港駅まで運転されており、都営浅草線および京急線内はごく一部を除いて「エアポート快特」として運転される。この他、京成上野駅や西馬込駅などを発着する列車も設定されているが、これらは基本的に朝夕に運転されている。

アクセス特急にて運用されている車両には2019年現在、京成電鉄車両では3050形と3700形、および3000形の8両編成車、京急電鉄車両では600形と一部の1000形車両がそれぞれ運用されているほか、2019年10月26日からは京成車両に3100形車両(写真上の真ん中)も加わっている。


成田スカイアクセス線 駅一覧
成田スカイアクセス線(京成成田空港線:京成高砂〜印旛日本医大〜成田空港間) 


駅番号




接続している路線
京成線方面直通区間







京成高砂
(けいせいたかさご)
KS10

東松戸
(ひがしまつど)
HS05

新鎌ヶ谷
(しんかまがや)
HS08

千葉ニュータウン中央
(ちばニュータウンちゅうおう)
HS12
印旛日本医大
(いんばにほんいだい)
HS14
京成成田空港線
成田湯川
(なりたゆかわ)
KS43
空港第2ビル
(くうこうだいにビル)
KS41
成田空港
(なりたくうこう)
KS42
  • 京成高砂駅から印旛日本医大駅までは、北総線との共用区間。
  • 東松戸駅、新鎌ヶ谷駅、千葉ニュータウン中央駅および印旛日本医大駅は北総鉄道にて管理。


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