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京成押上線
(押上〜青砥〜京成高砂)
【更新内容】2022.11.30 日中時間帯における運行内容(2022年11月26日改正)を更新。

 京成押上線は、押上駅から青砥駅へ向かう京成電鉄の主要通勤路線である。押上駅において都営浅草線と相互乗り入れを実施しており、浅草や日本橋、新橋、西馬込方面、さらに泉岳寺駅にて京急線方面へ乗り入れ、羽田空港方面などへとそれぞれ乗り入れており、成田空港方面などの京成沿線から都心、羽田空港へのアクセス路線として活躍している。なお、京急空港線の羽田空港駅の扱いにおいて、羽田空港国内線ターミナル駅が本来における正式名称であるが、本項では以下、羽田空港駅として説明する。

運転内容

 京成押上線の運転内容は2019年5月現在、快速特急(快特)、アクセス特急、特急、通勤特急、快速、普通(各駅停車)がそれぞれ運行されている。なお、過去には急行も設定されていたが、快速へ置き換わるかたちで、2010年7月の改正で廃止されている。現在ではごく一部の列車を除いて、ほとんどの列車が都営浅草線、さらに一部は京急線へ乗り入れており、西馬込方面や羽田空港、さらには横浜方面へのアクセスが身近になっている。列車編成は、かつて1990年代中頃までは4両および6両編成が存在したが、都営浅草線の輸送力増強や羽田空港へのアクセス向上などによって、現在では全列車8両編成で運転されており、なおかつ都営浅草線と一体となって運転されている。

日中時間帯における運転内容

 2022年11月26日現在における京成押上線の日中時間帯の運行パターン内容は以下の通り。日中時間帯においては都営浅草線と完全に一体化されている為に、都営浅草線の区間も併せて記載するほか、青砥〜京成高砂間の本線部分も便宜上、記載する。

種別\駅名 西










行先 運転
本数
備  考
アクセス特急 羽田空港← →成田空港
(成田スカイアクセス線)
1.5本 都営浅草線・京急線内エアポート快特
特 急 三崎口← 1.5本 京急線内特急
快 速 →成田空港
(京成本線)
3本 都営浅草線内各駅に停車
普 通 羽田空港← →印旛日本医大
(北総線)
3本 京急線内特急
1.5本 京急線内快特
三崎口← 1.5本 京急線内特急

快速特急

 2006年12月10日に特急の格上げとして登場した種別。従来の特急と停車駅が同一であるが、特急が京成佐倉から各駅停車化される為に設定されている。当初は都営浅草線を介して乗り入れている京急線に合わせて、「快特(かいとく)」と称されていたが、後述の快速と読み方や聞き方が紛らわしく、また誤乗も多かったことから、2010年7月17日からは正式に「快速特急」へと変更されている。

 主な運転時間帯においては、通勤時間帯の西馬込および羽田空港から京成成田方面がメインになっている。

アクセス特急

アクセス特急で運用される車両には主に京成の3000形3050番台車両(左)と京急の1000形車両(右)が使用されている。

 2010年7月17日の成田スカイアクセス線開業と同時に登場した列車種別。成田スカイアクセス線内における一般種別列車であり、京成高砂〜印旛日本医大間は北総線と線路を共用し、印旛日本医大駅からは独自の新線区間を通って、途中、成田湯川駅に停車し、空港第2ビル駅および成田空港駅へと向かう。主に京急線の羽田空港駅から都営浅草線、成田スカイアクセス線を経由して、成田空港駅まで運転されており、都営浅草線および京急線内はごく一部を除いて「エアポート快特」として運転される。この他、羽田空港駅をはじめ西馬込駅、さらには最遠で京急線の三崎口駅などから発着する列車も設定されているが、これらは基本的に朝夕に運転されており、都営浅草線内は各駅に停車する。

特急

 押上線内においては平日の通勤時間帯に運行されている種別。京成本線方面発着では夜間の京成成田行きや成田空港行き、および芝山鉄道線の芝山千代田行き、朝の西馬込行きがそれぞれ設定されているが、北総線方面も設定されており、都営浅草線ならびに京急線方面から印旛日本医大駅まで運転されている。もちろん北総線内も特急運転を実施している。

通勤特急

 平日の朝の上り、および夜の下りに設定されている種別。朝の上りは京成成田駅発8時35分の1本は西馬込行きとなっているものの、夜の下りはすべて都営浅草線からであり、西馬込駅発に加えて、一部は京急線の羽田空港駅からも運転されている。

快速

 従来運転されていた急行(後述)に代わって、2002年10月12日に登場した種別。急行と異なる点は停車駅を一部削減し、押上線では京成曳舟と京成立石が停車駅から外されている。日中においては、西馬込駅から京成佐倉駅までが主要な運行区間となっており、京成佐倉駅にて京成上野〜成田空港間の特急と接続している。またそれ以外には羽田空港駅などを発着している列車も設定されているが、これらは朝晩の運転になっている。

 現在は日中時間帯、京成佐倉駅までに加えて、2019年10月26日からは一部の列車が成田空港駅まで延長されている。

快速で運用される京成3600形車両。日中時間帯に運用されている快速は主に西馬込駅から京成佐倉駅まで運転されている。なお、京成3600形車両は先頭車が制御式車両であることから、泉岳寺駅からの京急線へは入線できないため、都営浅草線への直通運用については専ら西馬込駅発着の運用に限定されている。

普通

 押上線内全駅に停車する種別であり、時間帯によって様々なバリエーションが存在しているのが特徴。日中時間帯は羽田空港駅〜印旛日本医大駅間と三崎口駅〜青砥駅・京成高砂駅間の列車が20分間隔で運転されており、前者は主に北総車両、後者は全列車京急車両で運用されている。通勤時間帯はこれらに加えて、京急線内からは三崎口駅のほか浦賀駅発や新逗子駅発などの列車、北総線内急行列車(一部を除く)、さらには押上線内京成高砂駅まで普通で、京成高砂駅から快速などといった列車も設定されている。過去には押上駅発着の金町線直通列車も設定されており、金町線のホームの有効長から4両編成で運転された。

 押上線内における日中時間帯の普通列車は京急車両(左)による京成高砂〜三崎口間列車と北総車両(右)による印旛日本医大〜羽田空港間列車が運転され、20分間隔での運転となっている。

京成高砂駅に集う京急の600形車両(左)と、1000形車両(右)。いずれも普通列車の表示がなされ、三崎口駅発着の列車については専ら京急車両で運用されており、京成高砂駅に一部乗り入れているほか、青砥駅発着が大部分であるものの、最遠で青砥駅ならびに京成高砂駅を超えて、北総線の印旛日本医大駅まで乗り入れる運用もある。ちなみに京急線内は日中時間帯において快特が殆どであり、通勤時間帯は特急や羽田空港駅発着でエアポート急行などの運用がある。

過去の列車種別

急行

かつて2010年7月16日まで運用されていた種別。快速の前身にあたり、停車駅は押上や青砥、京成高砂に、京成曳舟と京成立石がプラスされていた。主に日中時間帯に運行されており、過去には京成成田駅および東成田駅発着で運行されていたが、快速の登場以降は青砥駅、および京成高砂駅まで短縮された。なお、京成高砂駅からの北総線内の急行は現在も平日の夕方ラッシュ時に、下りの3本が運転されている。

かつて運行された「急行」。2002年の快速登場以降は、押上線内のみの運行となっており、日中時間帯に運行されていた。当初は京急線三崎口方面の快特から品川駅で種別変更されたかたちで運行されたが、最末期は西馬込駅発着で運行されていた。


京成押上線 駅一覧
京成押上線(押上〜青砥〜京成高砂間)
路線名 駅番号










通勤特急





接続している路線
都営浅草線方面直通区間









押上
(おしあげ)
<スカイツリー前>
KS45

京成曳舟
(けいせいひきふね)
<曳舟>
KS46
八広
(やひろ)
KS47
四ツ木
(よつぎ)
KS48
京成立石
(けいせいたていし)
<立石>
KS49
青砥
(あおと)
KS09




京成高砂
(けいせいたかさご)
<高砂>
KS10




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