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横浜線
(東神奈川〜八王子)
【更新内容】2024.3.29 町田駅を新設。

 横浜線は神奈川県横浜市神奈川区の東神奈川駅から新横浜駅、町田駅、橋本駅を経由して東京都八王子市の八王子駅へ向かうJRの通勤路線。沿線は宅地化が進行しており、新横浜では東海道新幹線と接続しているほか、東神奈川では京浜東北・根岸線、橋本では相模線とそれぞれ直通運転を行っている。また南武線や武蔵野線、京葉線とともに「東京メガループ路線」に指定されている。

運行内容

 基本的に東神奈川駅〜八王子駅間の線内運転に加えて町田駅や橋本駅発着が設定されているほか、東神奈川駅から根岸線へ乗り入れて桜木町駅および磯子駅、大船駅までそれぞれ乗り入れているのに加え、橋本で直通している相模線列車は朝夕のみで茅ケ崎まで運転されている。運転種別では各駅停車に加えて快速列車も運転されている。

快速

横浜駅に到着するE233系の横浜線快速電車。横浜線の列車は、線内運転はもちろん、根岸線から直通の場合についても、必ず種別の上には「横浜線」と表示される。(上の写真の右端
 JR化翌年の1988年3月に登場した横浜線の速達種別。登場当初は東神奈川から新横浜、鴨居、中山、町田、橋本に停車し、橋本からは各駅に停車していたが、1994年12月3日からは長津田、1998年3月14日からは相模原、そして2006年3月18日からは菊名がそれぞれ停車駅に追加されている。また緩急接続においては下りは町田駅で、上りは中山駅でそれぞれ実施されている。登場当初は横浜線内における通過駅では線形の関係から、徐行してでの通過であったが、1999年12月にスピードアップされたかたちで徐行してでの通過は廃止されている。[1]

各駅停車

 東神奈川駅〜八王子駅間の線内運転に加えて町田駅や橋本駅発着が設定されているほか、東神奈川駅から根岸線へ乗り入れて桜木町駅および磯子駅、大船駅までそれぞれ乗り入れている。ただし日中は東神奈川駅発着があるほか、上記の快速を含めてほとんどが東神奈川から根岸線への直通で桜木町駅までとなっており、その先の磯子駅や大船駅までは朝・夜間のみに絞られ、とくに大船駅発着は極端に少ない。種別カラーとしては横浜線のラインカラーである「黄緑」が使用されている。

桜木町駅に到着する横浜線電車。日中ほとんどの電車は快速や各駅停車とも、実質的に桜木町発着になっている。

日中の運行内容

種別\駅名 根岸線 東海道本線 横浜線






・・
・・

快速 3本
各駅停車 3本 6本 3本

運行車両

  • E233系(6000番台)

    • 運用区間横浜線(東神奈川〜八王子間)、京浜東北・根岸線(東神奈川〜大船間)

      • JR東日本が登場している広幅通勤車体で、従来運用されていた205系車両の置き換え用として2014年2月から順次運用を開始し、28編成224両が鎌倉総合車両センターに配置されている。205系では東神奈川寄りの前寄り2両目に6ドア車が連結されていたが、E233系からはすべて4つドア車に統一されている。2004年8月までにH001編成からH028編成が出そろったが、横浜線の東神奈川駅〜八王子駅間の20駅、根岸線の横浜駅〜磯子駅間の7駅、および大船駅のスタンプをあしらったステッカーが全編成の先頭車の乗務員室寄り側面に掲出されているのが、横浜線のE233系車両の特長になっている。しかし、最近では駅スタンプのステッカーは全編成剥がされている。

過去の運行車両

205系

 JR化後の1988年に当時活躍していた103系電車の置き換え目的で登場し25本が新製投入された。その後1993年に京浜東北線、2002年には山手線、2009年には武蔵野線からそれぞれ1編成が転入し、最盛期には28編成が運用されていた。その間の1994年12月には東神奈川寄りの前寄り2両目に6ドア車を連結し、7両から8両へ増強している。また当初は蒲田電車区の所属であったが1996年の横浜支社発足によって大船電車区(現在の鎌倉総合車両センター)へ異動している。2014年2月からのE233系への置き換えによって同年8月23日にて全ての編成における運用を終了した。なお運用終了した編成のうちの170両(6ドア車も含む)はインドネシアへ譲渡されている。

103系

 1972年から旧形車両の72系を置き換えを機に山手線や京浜東北線などから転入してきた車両。当初から乗り間違い防止として正面に「横浜線」のサインボードを表示していた。1979年にすべて103系化され次第に黄緑色へと塗り替えられ、1989年2月まで活躍した。その後は南武線や京葉線などへ転出している。

臨時特急「はまかいじ

1996年のゴールデンウィークから運行開始された横浜駅から横浜線、中央本線経由で松本駅へ向かう臨時特急列車。「はまかいじ」で運用されている車両は「踊り子」で運用されている185系が使用されている。6両編成での運行でグリーン車は連結されていない。行楽時期を中心に土曜日と休日に運行されていたが、2019年1月3日を最後に運行を終了している。

相模線直通列車205系(500番台)

 相模線からの乗り入れは、1991年に相模線が電化された際に乗り入れを開始し、専用車両の205系500番台車が運用されており、朝夕に橋本駅から八王子駅まで運転されていた。直通運転終了直前の2022年2月25日をもって定期運用を終了。

相模線直通列車E131系

 2021年11月18日の運用開始から僅かの期間であったが、相模線直通列車として朝夕に橋本駅から八王子駅まで運転された。ダイヤ改正の2022年3月11日をもって横浜線の八王子駅への乗り入れを終了。


横浜線 駅一覧

※ここでは便宜上、桜木町駅から記載する。

横浜線(桜木町〜東神奈川〜八王子間:桜木町〜東神奈川間は京浜東北・根岸線)
駅番号











接続している路線
桜木町
(さくらぎちょう)
JK11
横浜
(よこはま)
JK12
YHM
東神奈川
(ひがしかながわ)
JH13
大口
(おおぐち)
JH14
菊名
(きくな)
JH15
新横浜
(しんよこはま)
JH16
小机
(こづくえ)
JH17
鴨居
(かもい)
JH18
中山
(なかやま)
JH19
十日市場
(とおかいちば)
JH20
長津田
(ながつた)
JH21
成瀬
(なるせ)
JH22
町田
(まちだ)
JH23
古淵
(こぶち)
JH24
淵野辺
(ふちのべ)
JH25
矢部
(やべ)
JH26
相模原
(さがみはら)
JH27
橋本
(はしもと)
JH28
相原
(あいはら)
JH29
八王子みなみ野
(はちおうじみなみの)
JH30
片倉
(かたくら)
JH31
八王子
(はちおうじ)
JH32

脚注

  1. ^ ただし、矢部駅の上りについては、現在も徐行して通過している。

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