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東京メトロ(東京地下鉄)

 東京メトロは東京都心を走っている地下鉄の名称であり、以前は営団地下鉄として親しまれていたが、2004年4月1日に民営化し東京メトロに変更されている。正式には「東京地下鉄」と言い、地下鉄路線では「地下鉄○○線」のように頭に「地下鉄」と付けて呼ばれている。

東京メトロの現在の路線

東京メトロでは2016年現在、9路線が営業している。(うち2路線は支線区間もあり)
路線名
営業区間
銀座線 ・渋谷駅(G-01)〜浅草駅(G-19)
丸ノ内線 ・荻窪駅(M-01)〜池袋駅(M-25)
・方南町駅(Mb-03)〜中野坂上駅(M-06)
日比谷線
2021.7.14
・中目黒駅(H-01)〜北千住駅(H-21)
東西線 ・中野駅(T-01)〜西船橋駅(T-23)
千代田線 ・代々木上原駅(C-01)〜北綾瀬駅(C-20)
有楽町線
2022.3.31
・和光市駅(Y-01)〜新木場駅(Y-24)
半蔵門線
2023.11.24
・渋谷駅(Z-01)〜押上駅(Z-14)
南北線
2023.3.25
・目黒駅(N-01)〜赤羽岩淵駅(N-19)
副都心線
2023.3.25
・和光市駅(F-01)〜渋谷駅(F-16)

また過去には次の路線も営業していた。
路線名
営業区間
営業期間
消滅理由
有楽町新線 ・新線池袋駅〜小竹向原駅 1994年12月7日〜2008年6月13日 副都心線開業に伴う路線編入の為。
(有楽町新線→副都心線)

直通運転

 2019年5月現在、銀座線および丸ノ内線を除いて、下記の路線において相互直通運転を行っている。
  • 東武スカイツリーライン・日光線:南栗橋駅〜(北千住駅)〜日比谷線〜中目黒駅

    • 現在は上記の2線にて相互直通運転を行っているが、2013年3月15日までは中目黒駅経由にて東急東横線の菊名駅まで相互直通運転を行っており、北千住駅まで乗り入れていた。
    • 東急東横線と乗り入れていた時は、東横線〜北千住駅間および東武線〜中目黒駅間で行われており、3社直通は行われなかった

  • JR中央線各駅停車:三鷹駅〜(中野駅)〜東西線〜(西船橋駅)〜東葉高速鉄道線:東葉勝田台駅/JR総武線各駅停車:津田沼駅

    • 3社直通運用はメトロ車両のみが運用されており、JRおよび東葉高速鉄道の車両は互いの路線へ直通できない。
    • 西船橋駅からの総武線直通は、平日朝・夕のラッシュ時に運行される。

  • JR常磐線各駅停車:取手駅〜(綾瀬駅)〜千代田線〜(代々木上原駅)〜小田急小田原線:伊勢原駅・小田急多摩線:唐木田駅

    • 各社車両による3社直通運転が行われているが、2016年3月25日以前の3社直通運用は、メトロ車両のみが運用されていた。
    • 常磐線への乗り入れは、取手駅へは朝と夕方だけであり、それ以外の時間は基本的に我孫子駅まで乗り入れている。
    • 小田急線への乗り入れは、基本的に向ヶ丘遊園駅まで乗り入れており、以遠へは朝と夜だけであり、最遠で伊勢原駅まで乗り入れている。かつては多摩線唐木田駅へは日中を中心に乗り入れていたが、現在では平日朝の1本のみとなっている。
    • また特急ロマンスカーにおいては北千住駅から小田急線を経由して、箱根湯本駅(箱根登山鉄道線)および片瀬江ノ島駅まで運行されているほか、2016年3月25日までは唐木田行きも運行されていた。
  • 東武東上線:森林公園駅〜(和光市駅)/西武池袋線・有楽町線:飯能駅〜(小竹向原駅)〜有楽町線〜新木場駅

    • 東武および西武の車両は互いの路線へ直通できないものの、西武車両において和光市駅まで乗り入れる運用が存在している。
    • 東武東上線への乗り入れは、森林公園駅へは朝の上りと夜の下りだけであり、それ以外の時間は基本的に川越市駅まで乗り入れている
    • 上記のほか西武ドームにおける野球開催やイベント時には、西武狭山線の西武球場前駅までの直通列車もある。
  • 東急田園都市線:中央林間駅〜(渋谷駅)〜半蔵門線〜(押上駅)〜東武伊勢崎線:久喜駅・東武日光線:南栗橋駅

    • 各社車両による3社直通運転が行われているが、東急車両の一部においてKマークが貼付されている編成は、東武の保安機器が装備されていない理由から、東武線へは入線できない為に、中央林間駅から押上駅まで限定されている。
  • 東急目黒線:日吉駅〜(目黒駅)〜南北線〜(赤羽岩淵駅)〜埼玉高速鉄道線線:浦和美園駅

    • 各社車両による3社直通運転が行われている。
    • 東急目黒線はこの他、都営三田線とも相互乗り入れを目黒駅にて行っており、メトロ車両や埼玉高速車両は都営三田線へ、都営車両は南北線、埼玉高速線へそれぞれ入線することはない。
  • 東武東上線:森林公園駅〜(和光市駅)/西武池袋線・有楽町線:飯能駅〜(小竹向原駅)〜副都心線〜(渋谷駅)〜東急東横線〜(横浜駅)〜みなとみらい線:元町・中華街駅

    • 各社車両による5社直通運転が行われているが、東武および西武の車両は互いの路線へ直通できないものの、西武車両において和光市駅まで乗り入れる運用が存在している。
    • 上記のほか西武ドームにおける野球開催やイベント時には、西武狭山線の西武球場前駅までの直通列車もある。

改札外乗り換えの駅

 東京メトロでは自社線同士においての乗り換えについて、原則的に改札内での乗り換えが基本であるものの、駅の構造上の理由などから改札外乗り換えの駅が存在している。改札外乗り換えの駅では「オレンジ色」の乗り換え専用自動改札機(写真下)があり、きっぷおよび回数券での乗り換えの際に使用するかたちとなっている。なお定期券やICカードはどの改札機でも可能。

駅名
乗り換え路線
・上野駅 ・銀座線と日比谷線
・三越前駅 ・銀座線と半蔵門線
・上野広小路駅仲御徒町駅 ・銀座線と日比谷線
・大手町駅 ・丸ノ内線と東西線、千代田線、半蔵門線
・東西線と丸ノ内線、千代田線、半蔵門線
・千代田線と丸ノ内線、東西線、半蔵門線
・半蔵門線と丸ノ内線、東西線、千代田線
・池袋駅 ・丸ノ内線、副都心線と有楽町線
・飯田橋駅 ・東西線と有楽町線、南北線
・日比谷駅有楽町駅 ・日比谷線、千代田線と有楽町線
・淡路町駅新御茶ノ水駅 ・丸ノ内線と千代田線
・渋谷駅 ・銀座線と副都心線
・新宿三丁目駅 ・丸ノ内線と副都心線
・築地駅新富町駅 ・日比谷線と有楽町線
・人形町駅水天宮前駅 ・日比谷線と半蔵門線
・虎ノ門駅虎ノ門ヒルズ駅 ・銀座線と日比谷線
・銀座駅銀座一丁目駅 ・銀座線、丸ノ内線、日比谷線と有楽町線

 これらの駅での乗り換えの際には、60分以内に次の乗り換え路線の改札機を通過しなければならない。60分を超えた場合にはきっぷや回数券は無効となり、新たな乗車券が必要になるほか、ICカードでは乗り換え駅で運賃が打ち切られ、新たに運賃が計算される。またこのうちの大手町駅と新宿三丁目駅では、改札内での乗り換えも可能になっている。

 これまでは30分以内での乗り換えが原則であったが、日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅が開業した2020年6月6日からは60分以内へと拡大されている。

オレンジ色の改札機(乗り換え専用改札機)

 改札外乗り換えの駅に設置されているオレンジ色の乗り換え専用自動改札機。改札外乗り換え駅で乗り換える際、きっぷおよび回数券の場合は当該改札機を利用し、60分以内に乗り換え路線の改札機を通過する。(写真は半蔵門線三越前駅)

外部リンク

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