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東急新横浜線
(日吉〜新綱島〜新横浜)
【更新内容】2023.3.5 ページ新設。
東急新横浜線は神奈川県横浜市港北区の日吉駅から東横線の綱島駅にほぼ隣接している新綱島駅を経由して、神奈川県横浜市港北区の新横浜駅まで結ぶ東急の鉄道幹線。新横浜駅にて相鉄線との相互乗り入れを実施し、羽沢横浜国大駅および西谷駅、二俣川駅を経由して相鉄本線の海老名駅ならびにいずみ野線の湘南台駅までそれぞれ直通する。
運転内容
基本的には新横浜駅経由で相鉄線に直通するほか、東急線側から新横浜駅発着も運行される。東横線の直通列車はすべて急行で運行され、渋谷駅から東京メトロ副都心線で和光市駅、さらに和光市駅から東武東上線で川越市駅(一部は森林公園駅、小川町駅)まで乗り入れるものの、小竹向原駅で分岐する西武池袋線への乗り入れは実施されない。目黒線の直通列車は一部各駅停車で運行されるほかは、殆どが急行で運行され、目黒駅から東京メトロ南北線で赤羽岩淵駅、さらに埼玉高速鉄道線で浦和美園駅まで、同じく目黒駅から都営三田線で西高島平駅までそれぞれ乗り入れる。なお目黒線の運行内容は相鉄線への乗り入れについては三田線直通が日中時間帯中心に運行されることになり、南北線(埼玉高速鉄道線も含む)直通は朝夕夜間時間帯となる。
乗り入れ車両
東急新横浜線に乗り入れる車両は以下の車両が乗り入れる。
東急線車両
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5000系4000番台(10両編成:東横線)
5050系の10両編成車として、副都心線の相互乗り入れ開始とともに2013年に登場した車両。8両編成である5050系と区別するため、車体番号に4000番代が与えられているのが特徴である。10両編成であることから東急新横浜線ならびに東横線では急行で運用される。なお相鉄線方面から東横線・副都心線経由で東武東上線への乗り入れについては当該形式のみ運用される。
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3000系
当時の目蒲線から南北線および三田線へ乗りれるために1999年に登場した東急の通勤型車両。登場当初は8両編成の第1編成のみで暫定的に東横線においておもに急行で運用されていた。その後第2編成以降が登場した2000年以降からは6両化され、12編成が出揃ったうえで2000年8月6日の目黒線の路線発足とともに本格的な営業運転を開始し、同年9月26日には目黒駅から南北線や三田線、さらには2001年3月28日からは埼玉高速鉄道線へそれぞれ乗り入れを開始している。その後2001年には第13編成が増備され、8両編成化された現在は13編成計104両が在籍している。
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5080系
目黒線内においての輸送力増強用(急行運転の開始ならびに武蔵小杉駅から日吉駅への延伸)として2003年に登場した東急の標準型車両5000系の目黒線版。当初は6両編成であったが、8両編成化されたうえで10本(80両)が在籍しており、3000系および3020系と共通で運用されている。
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3020系
2020系および6020系を基本とし、2019年11月より運用を開始した車両。8両編成にて製造されたものの、登場時からの一時期は6両編成で運用されていた。現在は3編成が在籍しており、3000系と5080系と共通運用されている。
なお相鉄線への乗り入れについては2023年3月18日の乗り入れ開始時において対応されておらず、しばらくは新横浜駅発着にて運用される。
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相鉄線車両
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相鉄20000系(10両編成:東横線へ直通)
東急線への乗り入れ専用車両として2018年2月11日より営業運転を開始した相鉄車両。東急線方面への乗り入れに備えた設備を統一させ、相鉄用のATS-Pおよび東急用のATC、さらにはATOを装備している。10両編成の20000系車両は東横線経由で副都心線にて運用され、最遠で和光市駅まで乗り入れる。従って相鉄車両による東武東上線・西武池袋線への乗り入れは実施されない。
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相鉄21000系(8両編成:目黒線へ直通)
20000系の8両編成車両として2021年9月6日より営業運転を開始した相鉄車両。こちらは目黒線経由で東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線・都営三田線にて運用され、最遠で西高島平駅(三田線)および浦和美園駅(南北線・埼玉高速鉄道線)まで乗り入れる。
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他社線車両(新横浜駅まで乗り入れ)
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東京メトロ9000系(1991年〜2000年製造車)
当時の営団地下鉄南北線の開業用として1991年に登場した車両。営団地下鉄初のVVVFインバーター制御を採用したほか、ATOによるワンマン運転機能を装備し、当時の地下鉄路線としては新技術を盛り込んだ路線や車両として登場した。最初の区間であった駒込駅から赤羽岩淵駅までの時は4両編成であったが、1996年に駒込駅から四ツ谷駅まで延長された時には6両編成へ増強。さらに1997年の溜池山王駅や2000年の目黒駅への延長時にも6両編成で登場し、2015年現在は21編成126両が在籍している。
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東京メトロ9000系(2009年製造車)
南北線においての輸送力増強用として2009年に登場した車両。1991年から2000年までに製造された車両と形式は同じであるものの、有楽町線および副都心線用の10000系車両をベースに設計されている点が特徴的になっている。また車内デザインや前面のデザインも一新されており、営団地下鉄時代とは違う雰囲気も醸し出しているのも後期型車両の特徴的な点である。当該車両は6両編成にて現在2本在籍している。
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埼玉高速2000系
埼玉高速鉄道線の開業として2000年に登場した車両。南北線の9000系やJR東日本のE231系を基本にして製造されており、基本的な内容は9000系に準じている。前面にはロゴマークである「SRマーク」が付いており埼玉県の路線であることをアピールしている。6両編成10本が在籍している。
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東京都交通局6500系
都営三田線の6300系の置き換え用として2022年5月14日に登場した車両。三田線の8両編成化の推進において営業運転を開始した車両で、「人にやさしい車両」をコンセプトにバリアフリー推進、全車両にフリースペースを設置するなどの貢献をしている。8両編成13本が製造され、1993年から1994年に製造された6300系車両を置き換える見込み。
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東京都交通局6300系
都営三田線の冷房化および当時の目蒲線への乗り入れに備えて1993年に登場した車両。当初から6両編成で登場し、三田線初のVVVFインバーター制御の採用したほか曲面ガラスによる運転台からの見通しを良くしている点が特長である。その後はATSからATCおよびATOへの切り換え導入にともなって1999年に順次一斉導入を行ない、在来車両であった6000系を置き換えている。2015年現在は37編成222両が在籍しているが、2022年度以降は8両編成の6500系の製造に伴って、1993年から1994年に登場した1・2次車両が置き換えられる予定。
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なお東横線およびみなとみらい線で運用されている東武車両および西武車両およびみなとみらい線車両について、東急新横浜線への定期的な運用は実施されない。
ギャラリー
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相鉄線への乗り入れに備えて、8両編成化された東急車両には水色のラベルにて「8coors」が表示されている。2023年3月までに目黒線で運用されている東急車両はすべて6両編成から8両編成に増強されている。
(写真上:奥沢車庫にて、写真下:武蔵小杉駅にて)
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8両化されるまでに段階的に目黒線各駅において、ホーム延伸およびホームドアの増設などが実施された。
(武蔵小杉駅にて)
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