相鉄新横浜線は神奈川県横浜市保土ケ谷区の西谷駅から羽沢横浜国大駅を経由して、新横浜駅(仮称)へ至る予定の相模鉄道の建設路線で、従来までは「神奈川東部方面線」と仮称されていた。相鉄線からJR東日本線と東急線への乗り入れ計画から成り立っており、相鉄線沿線から横浜駅での乗り換えなしでJR東日本線と東急線との直通により、大幅な利便性向上が期待されている。 営業路線相鉄新横浜線では以下の2系統にて運転されている。
運行内容2023年現在においてはJR・相鉄線直通にて海老名駅から西谷駅を経由して、羽沢横浜国大駅からJR線へ乗り入れるかたちで新宿駅まで運行されており、JR線では「埼京線直通(以下、埼京線で記述)」の扱いとなっている。基本的には各駅停車で運行されているものの、朝夕時間帯および日中の一部は相鉄線内特急でも運行されている。なお羽沢横浜国大駅からの埼京線における停車駅は武蔵小杉・西大井・大崎・恵比寿・渋谷・新宿となっている。
さらに2023年3月18日からは羽沢横浜国大駅から先、新横浜駅を経由して東急線へ乗り入れ、新綱島駅と日吉駅を経由して東横線および目黒線に乗り入れて、東横線では渋谷駅から副都心線経由で最遠では東武東上線の小川町駅まで、目黒線では目黒駅から南北線経由で埼玉高速鉄道線の浦和美園駅まで、同じく目黒駅から都営三田線の西高島平駅までそれぞれ直通を実施しているが、東横線の乗り入れる内容において、小竹向原駅からの西武有楽町線および池袋線への乗り入れは実施されていない。従って相鉄線および新横浜方面から西武池袋線方面(練馬方面)へ向かう為には、日吉駅から小竹向原駅までのいずれかの駅において最低1回は乗り換えが必要となる。
運用車両JR埼京線方面直通
JR線直通予定の車両は相鉄からは12000系、JR東日本からは埼京線のE233系7000番台の車両にて相互に乗り入れが行われている。主な区間は海老名駅から西谷駅および羽沢横浜国大駅を経由して、新宿駅まで結ばれるが、朝の時間帯の一部は大宮駅および川越駅へ直通する。相鉄およびJRの車両は2022年現在、全車両が新宿駅まで定期的に乗り入れているが、JR車両のみについては朝の時間帯において新宿駅以遠にも乗り入れ、赤羽駅や大宮駅を経由して最遠で川越駅まで運用されている。 東急線方面直通
東急線への乗り入れへは東横線と目黒線にて実施される予定であり、東横線では渋谷駅から東京メトロ副都心線経由で和光市駅から東武東上線へ、目黒線では目黒駅から東京メトロ南北線経由で赤羽岩淵駅から埼玉高速鉄道線へ、および目黒駅から都営三田線への乗り入れがそれぞれ予定されている。このうち東急目黒線(乗入れ事業者も含む)ではこれまで現在全列車6両編成で運転されていたが、2022年度までに東急車両に関しては全て8両編成化されている。 なお東京メトロ南北線や埼玉高速鉄道線・都営三田線へ乗り入れを実施しているものの、メトロ車両をはじめ都営車両、埼玉高速鉄道車両などに関しては、東急新横浜線までの乗り入れにとどまることになり、相鉄線への乗り入れは実施されていない。 |
相鉄新横浜線 駅一覧
※相鉄線内の種別である特急・通勤特急・各停は、いずれも上記の駅に全て停車。 |