横浜市営地下鉄へ

横浜市営地下鉄グリーンライン
(日吉〜中山)
【更新内容】2022.10.11 6両編成化を追加。

 横浜市営地下鉄グリーンラインは横浜市港北区の日吉駅からセンター北、センター南を経由して、横浜市緑区の中山駅に至る全長13qの地下鉄路線。横浜市における高速鉄道計画において4号線に指定されており、横浜環状鉄道の一環として建設されている。

路線の内容

 かねて横浜市において計画されている横浜環状鉄道計画において、第4号線の日吉〜中山間が2001年に着工され、2008年3月30日に開業している。当該路線は港北ニュータウン地域の活性化をはじめ、横浜線ならびに東急田園都市線方面から都心方面への混雑緩和などが焦点となっている。[1]

運行内容

 開業当初から基本的には日吉〜中山間の運転であるが、朝の2本に川和町発中山行き、平日朝の1本にセンター北発日吉行きの列車が設定されている。基本的に運転間隔は7〜8分間隔で、ラッシュ時には3〜6分間隔でそれぞれ運転されているが、2023年3月18日改正にて日中時間帯において10分間隔に変更されている。列車編成は10000形車両の4両編成で運用されているが、6両編成の車両も増えつつある。(後述)

運行車両

10000形

 4号線の中山〜日吉間のグリーンライン用として2006年に製造された車両。横浜市営地下鉄初のパンタグラフ付きリニア車両として登場し、2008年の開業時には4両編成15本の60両であったが、2014年に輸送力の増強によって2本が製造され、現在は4両編成17本の68両がグリーンラインで運用されている。


6両編成化について

 グリーンラインは開業時から4両編成で運用されているが、近年においては利用客増も顕著になり、混雑緩和策として6両編成への増強準備を進めてきたが、2022年9月24日より一部の編成において6両編成車両の運行を開始。以後は順次6両編成化され、2024年度までに17編成中10編成が6両編成化される見込みである。
 これに合わせてグリーンライン各駅に設置の案内表示板には6両編成化に備え、4両および6両の表示が追加されているほか、駅のホームも4両対応から6両対応へと延長されている。

乗車券の取り扱いについて

 開業当初からグリーンラインはPASMOおよびSuicaに対応されているものの、パスネットカードやマリンカードはセンター北駅とセンター南駅を除いて、窓口を除き一切利用できなかった[2]。その後、パスネットカードやマリンカードの利用終了が決定したため、窓口でのこれらの扱いは終了している。



横浜市営地下鉄グリーンライン 駅一覧

横浜市営地下鉄グリーンライン(日吉〜中山間)



駅番号
接続している路線
日吉
(ひよし)
G10  東急東横線および目黒線・東急新横浜線と接続し、また駅前には慶応義塾大学がある学園都市である。
日吉本町
(ひよしほんちょう)
G09
高田
(たかた)
G08
東山田
(ひがしやまた)
G07
北山田
(きたやまた)
G06  横浜国際プールへは徒歩5分。
センター北
(センターきた)
G05  横浜市歴史博物館へは徒歩5分。
センター南
(センターみなみ)
G04  都筑区の中心地となっている駅で、都筑区役所などの行政施設への最寄り駅。
都筑ふれあいの丘
(つづきふれあいのおか)
G03
川和町
(かわわちょう)
G02  グリーンラインにおける車庫所在地駅。鶴見川のほとりに位置している地上高架駅。
中山
(なかやま)
G01  よこはま動物園「ズーラシア」へは駅南口から横浜市営バスおよび相鉄バスを利用。駅前は緑区総合庁舎や緑警察署・消防署があり、緑区の中心地となっている。この他、神奈川県立四季の森公園も当駅が最寄り。

脚注

  1.  実際に日吉駅で接続している東急目黒線も、グリーンライン開業の3か月後の2008年6月22日に武蔵小杉駅から延伸開業しており、グリーンライン沿線などの混雑緩和に役立っている。
  2.  開業直前の2008年3月14日でもって、自動改札機での利用を終了している。


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