横浜市営バス若葉台営業所横浜市営バス若葉台営業所は、神奈川県横浜市旭区若葉台2丁目に位置している横浜市営バスの営業所。最寄駅はJR横浜線の十日市場駅で、最寄りのバス停は「若葉台車庫前」である。主な受け持ち区域は青葉台駅や十日市場駅から若葉台方面、および緑区や青葉区の一部などとなっている。 現在の運行路線 ここでは各系統においての運行区間を表記する。(2023年7月1日現在)
23系統は、十日市場駅を中心とした若葉台営業所の受け持ち路線における代表的な路線であり、なおかつ最も系統内容が複雑な系統路線。大雑把に整理すれば青葉台駅〜若葉台中央間、青葉台駅〜三保中央間とに分けられている。青葉台駅〜若葉台中央間では東急バス青葉台営業所の青23系統と、さらに加えて十日市場駅〜若葉台中央間では神奈中バスの23系統とそれぞれ共同運行を行っており、これらの区間においては3社共通定期券が発行されている。 青葉台駅〜三保中央間は1990年代に開設された路線で、こちらも1時間に1〜2本と本数はあまり多くない。過去には青葉台駅から十日市場駅、三保中央を経由して中山駅への路線も運行されていたが、2007年3月に廃止されている。現在は中山駅から三保中央への路線は神奈中バスの中54系統が受け持っている。 2021年3月末までは田奈駅を経由して奈良北団地までの路線も運行されており、中山駅発着は長津田駅経由、十日市場駅発着は東急バス青葉台営業所前経由でそれぞれ運行されていたが、中山駅発着は縮小のうえで廃止、十日市場駅発着は177系統へ変更されたうえで全体的に減便されている。
55系統は青葉台駅から十日市場駅を経由して、若葉台中央までの区間を、長津田台経由で結んでいる系統路線。23系統や65系統を補完しているものの、朝の6時台から8時台の時間は、十日市場駅および青葉台駅方向に限り、ヴィンテージ前始発になる。また急行便である345系統は、沿線の星槎中学・高校の登下校時に運転されている。 345系統は55系統の急行便系統路線で、星槎中学・高校の登下校時に運行されている。従って途中の停車停留所は、十日市場駅前と霧が丘西、星槎中学高校前のみとなっている。
65系統は青葉台駅や十日市場駅から若葉台中央へ向かう路線のうち、23系統よりも若葉台団地地域を外周する系統路線。保育園前経由と地区公園経由の2通りがあり、それぞれの経路で若葉台中央へ向かっている。また321系統は65系統の急行便で平日の朝に4便設定されており、地区公園〜若葉台近隣公園前間と中丸入口〜えのき橋間は途中無停車となっている。また深夜バスでは基本的に青葉台駅から若葉台中央までになっているが、平日の青葉台駅発最初の1本は星槎中学高校前まで運行されている。 これに加えて、平日の朝4便には急行便である321系統が2021年3月末まで運行された。
中山駅北口から谷津田原住宅を経由して中山駅北口へと戻る片方向循環路線。谷津田原住宅循環線と称されている。かつては中型車両で運用されていたが、現在では大型車両にて運用されている。
青葉台駅から中山駅北口とを結ぶ路線で、東急バス(青90系統:青葉台営業所受け持ち)と神奈中バス(90系統:大和営業所受け持ち)と共同運行を行っており、23系統と同じく3社共通定期券が発行されている。市営バスと東急バスは半々の本数で運行されているのに対し、神奈中バスは平日朝の2往復だけ運行されており、ある意味では免許維持路線の内容になっている。
124系統(緑営業所と共管。→緑営業所の項目を参照。) センター南駅から都筑ふれあいの丘駅・川和台・鴨池大橋(JR横浜線鴨居駅)を経由して緑車庫および笹山団地(笹山団地中央)に至る系統路線。緑営業所にて受け持っている系統路線であるが、2023年4月3日より笹山団地発着について一部の便は当営業所も受け持ちに参入している。
2021年4月1日に23系統の十日市場駅から奈良北団地までの系統路線を新たな系統番号付与にて独立した系統路線。内容的には東急バスの青葉台営業所前や稲荷前経由とほぼ同一であるが、中山駅発着が長津田駅までに短縮された為に、田奈駅から奈良北団地の区間は市営バスにとって実質的な減便となった。日中では1時間あたり1〜2本程度と少なく、横浜市の最果てまで運行していることが特徴的となっている。ちなみに奈良北団地は横浜市営バスの路線にとって、最西端および最北端の乗り入れ場所となっており、東急バスや小田急バスとも並行していることに加えて、最寄りの鉄道駅ではこどもの国線のこどもの国駅のほか、小田急線の玉川学園前駅にも近いうえに、東京都町田市との境の目の前に位置しており、青葉区の他地域(特に田園都市線沿線)と比較して町田市との繋がりが極めて深い場所となっている。
2019年3月に新設された系統路線で、後述のふれあいバスの中山駅側の系統路線。本数はこれまで1日2本と少なめであったが、2021年4月1日以降は若葉台中央まで延伸のうえ本数も日中時間帯中心に1時間に1本程度ではあるが、増便されている。ちなみに205系統はかつて保土ケ谷駅東口から東戸塚駅への路線で使用されていたが、現在でも神奈中バスにて使用されており、新旧両方の205系統の系統番号が共存している珍しい事例となっている。
市が尾駅から港北ニュータウン地域の泉田向、川和台地域を経由して石橋および中山駅北口に向かう系統路線。従来は緑営業所のみであったが、2021年10月1日より当所も受け持ちに加わり、緑営業所と共同で受け持っている。
市が尾駅から都筑ふれあいの丘駅を経由して、センター南駅へ至る系統路線。従来は緑営業所のみの受け持ちであったが、305系統と同じく2021年10月1日より当所も受け持ちに加わっており、緑営業所と共同で受け持っている。
十日市場駅から十日市場ヒルタウンを循環して十日市場駅に戻る循環路線。以前は中山駅発着であったが、中山側は205系統として独立している。 過去の運行路線 ここでは、系統自体の廃止や他所への移管、および他社への移譲なども含めて記述する。
5系統はかつて保土ケ谷営業所と共同で運行され、横浜駅西口から亀甲山へ向かう路線がメインであったが、後年には若葉台中央への路線も加わる。その後1999年にはよこはま動物園「ズーラシア」の開園によって鶴ヶ峰駅〜よこはま動物園の路線も開設されたが、路線移譲対象系統の関連によって2008年2月12日をもって神奈中バスへ移譲され、同時に亀甲山までの路線は廃止され、若葉台営業所受け持ちの横浜駅乗り入れは撤退している。 115系統は鶴ヶ峰駅から発着していた5系統の姉妹的な路線で、保土ケ谷営業所と共管ならびに神奈中バスと共同の路線であった。5系統と同様に移譲対象路線の関係によって2008年2月12日に全ての便が神奈中バスへ移譲された。
青葉台駅から田奈駅を経由して奈良北団地を結んでいた路線で、23系統の補完路線であった。十日市場駅前を経由せずに東急バス青葉台営業所前交差点を右折して青葉台から奈良地区まで結んでいた。1993年に廃止されたのちは2010年4月1日から港北営業所の受け持ちに使用され、新横浜駅から大倉山経由鶴見駅西口への路線にて受け持っている。
前述のようにかつて23系統では、2007年3月31日まで青葉台駅から中山駅の便に、三保中央を経由する便もあり、これらを含めて緑営業所と共同で受け持っていた。
2021年3月31日まで中山駅から十日市場駅、長津田駅、田奈駅、こどもの国を経由して奈良北団地まで至っていた系統路線。主に日中時間帯中心に運行されており、平日7本・土曜休日8本と少なめであった。2021年4月1日以降は長津田駅から奈良北団地までの区間は177系統へ統合のうえで廃止され、中山駅から長津田駅は98系統へ変更されている。これと同時に経路上にあった国道246号の片町停留所は廃止された。
かつて、65系統は2007年3月31日までは中山駅からも運行されており、この当時は緑営業所とも共同で受け持っていた。
港北ニュータウン地区を受け持っていた路線。かつては港北ニュータウン営業所にて受け持っていたが、2007年の港北ニュータウン営業所廃止とともに当営業所の受け持ちに変更された。その後、2014年11月に緑営業所の受け持ちへ変更されている。
横浜市営バスでは唯一瀬谷区へ乗り入れていた路線で、三ツ境駅から若葉台中央までを結んでおり、神奈中バスおよび相鉄バスと共同で運行された。こちらも移譲対象路線に指定されていた関係から、2007年12月1日に市営バスの受け持ちは撤退した。
かつて青葉台駅から奈良北団地への路線での主要系統。奈良北団地へのほかに緑山循環線も僅かながら存在していた。やはりこちらも移譲対象路線に指定されていた関係により、2007年3月16日にすべての便が東急バスへ移譲されている。なお奈良北団地発着は市営バスのみであったが、緑山循環線は東急バスと共同で運行されていた。
青葉台駅から奈良北団地への路線において、松風台地区を経由していた路線。東急バスの路線区間を市営バスが間借りしていたかたちでの運行が特徴であった。1995年1月に廃止され、廃止後の1996年から系統番号は新横浜駅〜菅田町間で使用されたものの、2007年に廃止されている。
2006年3月18日まで長津田駅から若葉台中央間を結んでいた23系統の補完路線で、十日市場駅前を経由しないことが特徴的の路線であった。
よこはま動物園「ズーラシア」が開園した当初から運行されている路線で、動物園の営業時間帯に運行されている。当初は急行運転もあったが、現在では各停のみとなっている。開園時の運行開始から保土ヶ谷営業所と共同で運行されたが、2008年2月に緑営業所の受け持ちへ変更されている。
若葉台団地から関内地域まで運行された路線。亀甲山(旭区)から貯木場前(中区)までの区間は無停車で、保土ヶ谷バイパスと首都高速狩場線を通行していた。1994年12月29日に廃止され、2020年現在、この系統番号は横浜駅西口〜横浜国大間の臨時系統にて受け持っている。
かつて当所で受け持っていた時は、大型車両で運用されていたが、218系統の新設に伴って、2004年12月27日に保土ヶ谷営業所の受け持ちに変更され、併せて小型車両の運用へと変更されている。
65系統の急行便系統路線。平日の朝に4便設定されており、地区公園〜若葉台近隣公園前間と中丸入口〜えのき橋間は途中無停車となっていた。2021年3月31日付けで運行を終了。 その他
配置車両 若葉台営業所に配置されている車両は2015年現在、すべて大型車でなおかつ国産4メーカー(三菱・日デ・日野・いすゞ)がすべて揃っている。以前は港北ニュータウン地域受け持ち用の中型車両やふれあいバス用の小型車が配置されていたが、2013年に他所へ転出している。大型バスはノンステップバスのほか、2014年度に長尺ワンステップバスが導入されている。またかつては本牧営業所や緑営業所と同様に、三菱ふそう車が配置されており、当営業所では短尺車で系統番号と行先表示が一体となった方向幕仕様が基本的に導入されていたほか、当時の150系統用に1990年には長尺車も導入されていた。ちなみにこの長尺車は150系統の廃止後は鶴見営業所へ転出し、おもに17系統や109系統(当時)で運用されていた。これらの車両は短尺車、長尺車とも既に廃車となっている。 外部リンク |