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都営交通
(東京都交通局)

 都営交通は東京都交通局において運営および管理をしており、地下鉄を運営している都営地下鉄、路面電車を運営している都電荒川線、および新交通システムを運営している日暮里・舎人ライナーをそれぞれ管理している。ここではこれらの都営交通の運営路線(都営バスを除く→都営バスを参照。)について述べる。

都営地下鉄の現在の路線

都営地下鉄では2016年現在、4路線が営業している。
路線名
営業区間
都営浅草線
2022.11.30
西馬込駅(A-01)〜押上駅(A-20)
都営三田線
2023.3.25
目黒駅(I-01)〜西高島平駅(I-27)
都営新宿線
2022.8.31
新宿駅(S-01)〜本八幡駅(S-21)
都営大江戸線 都庁前駅(E-28)〜飯田橋駅(E-06)〜清澄白河駅(E-14)〜六本木駅(E-23)〜都庁前駅(E-28)〜光が丘駅(E-38)

この他の都営交通路線

路線名
営業区間
路線内容
都電荒川線 三ノ輪橋早稲田 路面電車
日暮里・舎人ライナー 日暮里駅(01)〜見沼代親水公園駅(13) 新交通システム

都営地下鉄における直通運転

 2016年4月現在、大江戸線を除いて、下記の路線において相互直通運転を行っている。

  • 京急本線、久里浜線、逗子線:三崎口駅、浦賀駅、新逗子駅・京急空港線:羽田空港国内線ターミナル駅〜(泉岳寺駅)〜浅草線〜(押上駅)〜京成押上線、京成線:成田空港駅/(東成田駅)〜芝山鉄道線:芝山千代田駅/(京成高砂駅)〜北総線:印旛日本医大駅・成田スカイアクセス線:成田空港駅

    • 東京メトロを含む、東京の地下鉄路線においては直通路線が多岐にわたり、また運行内容も極めて複雑であることが特徴的である。
    • これらの車両は1号型ATSならびにC-ATSにて統一されており、基本的に後述の制限がなければ、どの車両でも直通は可能となっている。
    • 京急の2100形車両は浅草線内の運用はないものの、泉岳寺駅まで乗り入れている。
    • 京急線へは車両規定により、先頭台車を電動台車とした車両のみ乗り入れ可能となっており、先頭台車が付随台車である京成の3600形は京急線へは乗り入れずに、西馬込駅まで運用されている。なお泉岳寺駅においてのみ京急2100形と顔を合わせることもある為に、貴重な存在になっている。
    • 前面非貫通の京急800形や2000形、および京成AE形は乗り入れできない。特に京急800形と2000形は品川〜泉岳寺間に乗り入れることもできない。
    • 北総線および成田スカイアクセス線においては、京成高砂〜印旛日本医大間では線路を共用しており、印旛日本医大駅までが北総線、成田空港駅直通が成田スカイアクセス線として扱われている。
    • 成田スカイアクセス線運用には、主に京成3050形と京急600形および京急1000形の一部車両だけが運用を受け持っている。また京急車両の高砂以東における京成本線運用においては600形および1000形の一部車両が受け持っている。
    • 京成車両および北総車両は京急蒲田駅以南では運用されない。
    • 京急車両は京成上野〜青砥間、および京成佐倉以東や芝山鉄道線では運用されない。
    • 都営車両は京成上野〜青砥間、および京成成田以東や芝山鉄道線、印旛日本医大以東の成田スカイアクセス線では運用されない。
    • 北総車両は京成上野〜青砥間、および京成高砂以東の京成線では運用されない。
    • 京急車両は原則的に京急線へ乗り入れているものの、一部は泉岳寺駅から西馬込駅までの運用も受け持っている。
  • 東急目黒線:日吉駅〜(目黒駅)〜三田線〜西高島平駅

    • 東急および都営車両による相互直通運転が行われている。
    • 東急目黒線はこの他、東京メトロ南北線とも相互乗り入れを目黒駅にて行っており、メトロ車両や埼玉高速車両は都営三田線へ、都営車両は南北線、埼玉高速線へそれぞれ入線することはない。
    • 目黒駅から白金高輪駅までの区間は東京メトロ南北線と線路を共有しており、南北線の東京メトロが第1種鉄道事業者、三田線の都営交通が第2種鉄道事業者となっている。
  • 京王相模原線:橋本駅・京王線:京王八王子駅・京王高尾線:高尾山口駅〜京王新線〜(新宿駅)〜新宿線〜本八幡駅

    • 基本的な運行内容は新宿線〜京王新線にて笹塚駅まで、新宿線〜京王新線・京王線〜相模原線にて橋本駅までとそれぞれなっている。
    • 京王車両は9000系9030番台が乗り入れに使用されている。
    • 2010年から2013年までの休日に、都営車両が京王競馬場線の運用を受け持っていた。

改札外乗り換えの駅

 東京メトロと同様に都営地下鉄でも自社線同士においての乗り換えについて、原則的に改札内での乗り換えが基本であるものの、駅の構造上の理由などから改札外乗り換えの駅が存在している。改札外乗り換えの駅では「オレンジ色」の乗り換え専用自動改札機(写真下)があり、きっぷおよび回数券での乗り換えの際に使用するかたちとなっている。なお定期券やICカードはどの改札機でも可能。

駅名
乗り換え路線
・東日本橋駅―馬喰横山駅 ・浅草線と新宿線
・蔵前駅 ・浅草線と大江戸線

 以上の駅での乗り換えの際には、30分以内に次の乗り換え路線の改札機を通過しなければならない。30分を超えた場合にはきっぷや回数券は無効となり、新たな乗車券が必要になるほか、ICカードでは乗り換え駅で運賃が打ち切られ、新たに運賃が計算される。またこのうちの大手町駅と新宿三丁目駅では、改札内での乗り換えも可能になっている。

オレンジ色の改札機(乗り換え専用改札機)

 改札外乗り換えの駅に設置されているオレンジ色の乗り換え専用自動改札機。改札外乗り換え駅で乗り換える際、きっぷおよび回数券の場合は当該改札機を利用し、30分以内に乗り換え路線の改札機を通過する。(写真は都営新宿線馬喰横山駅)


外部リンク

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