青梅線2023.6.7 一部内容更新(→「あきがわ」号削除など)青梅線は東京都立川市の立川駅から拝島、青梅を経由して、東京都西多摩郡奥多摩町の奥多摩駅に至っている、全長37.2qのJR東日本の通勤路線である。青梅駅を境に立川方が東京方面への通勤路線、奥多摩方が沿線住民の生活路線、ならびに多摩川流域や奥多摩などへの観光路線の性質を持っているのが特徴的である。 運行内容基本的には立川〜青梅間、および青梅〜奥多摩間の運転になっており、青梅駅を境に運転内容が大幅に分かれている。立川方については半数近くが立川駅にて中央線へ乗り入れており、東京駅〜青梅駅間の運転となっている。立川駅から奥多摩駅へ乗り入れている列車は、かつて多数設定されていたが、2023年3月18日のダイヤ改正にて青梅駅で分断されている。 立川〜青梅間基本的には立川〜青梅間の線内運転に加えて、中央線からの直通列車が多く設定されており、ごく一部の列車を除いて10両編成で運用されている。立川〜拝島間にはこの他、五日市線(武蔵五日市発着)への直通列車のほかにも、朝夕1往復には八高線の高麗川までの列車も運転されている。日中の列車パターンは、1時間に5〜6本となっており、そのうちの3本は中央線へ乗り入れ、中央線内は快速および青梅特快の種別で運転されている。 青梅〜奥多摩間かつては立川からの列車が多く設定されていたが、立川〜青梅間の編成増による需要減から、現在ではごく一部の列車を除いて、青梅〜奥多摩間の運転となっている。この区間は平日と土休日との趣が大きく異なっており、土休日は沿線の多摩川観光をはじめ、御岳山や奥多摩(奥多摩湖、日原方面)などへの観光輸送を担っているものの、平日に至っては沿線住民の生活路線と化しているのが特徴的になっている。土休日の列車パターンは概ね30分に1本の割合になっているのに対し、平日は40分に1本の割合となっている。列車編成についてはホームの有効長から4両編成で運転されている。2023年3月18日からは、この区間においてワンマン運転を開始している。 沿線車窓青梅線の始発駅は立川駅であるが、半数近くが中央線からの直通となっている。立川発着の列車はそのまま青梅線線路に入るものの、中央線からの直通列車に関しては、「青梅短絡線」を通過し、中央線の線路上を乗り越える形で西立川駅近くまで遠回りする。その青梅線の本線の線路と合流し、西立川駅に到着。この先は住宅地の中を通過。やがてしばらくして左側から八王子からの八高線の高架線が合流し、周辺に操車場ヤードなどが現われ、拝島駅に到着。拝島駅は武蔵五日市へ向かう五日市線の分岐駅のほか、八高線や西武拝島線とも接続しており、青梅線内最大の拠点駅となっている。 拝島から青梅にかけては、やはり住宅地の中を通るようになり、福生や羽村などの市街地を駆け抜けていく。一部の列車の中には、途中の河辺駅止まりが設定されているが、これは東青梅から単線区間であるためである。その東青梅駅から先は、終点の奥多摩まで単線区間に入る。東青梅駅を出ると列車はゆっくりとした速度で進み、青梅駅に到着する。立川方面(東京駅および新宿駅発着も含む)からの列車はこの駅が終着。ここの駅で奥多摩行きに乗り換える。 青梅駅を出た列車は、この先の山道を行くかたちで進むようになり、途中駅での交換待ちも目立つようになるといったローカル線区間になる。御嶽駅から先はカーブも多くなり、左側の多摩川を望みながら山間部を縫うように走るのも大きな特徴である。そして白丸駅を出て氷川トンネルを抜けると、東京都内のJR駅ではもっとも標高が高く、また都内最西端の駅である奥多摩駅に到着。駅前からは奥多摩湖や日原、さらには山梨県丹波山村や小菅村方面へ向かうバスが発着しており、生活路線はもちろん、奥多摩湖や日原鍾乳洞への観光、さらには大菩薩峠や雲取山などへの登山の拠点になっている。 運行車両
過去の運行車両 201系車両青梅線や五日市線内の運用で長年活躍した103系車両の置き換え用として、E233系車両が登場するまでのつなぎとして活躍した省エネ通勤型車両。青梅線や五日市線内のみの運用車両には、おもに中央総武線からの車両の転属で運用されており、6両編成と4両編成が運用され、五日市線では主に6両編成で運用された。
青梅線 駅一覧
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