横浜市営バスのメインへ

横浜市営バス磯子営業所

 横浜市営バス磯子営業所は、神奈川県横浜市磯子区森にある横浜市営バスの営業所で、横浜市磯子区をはじめ中区や南区、さらには金沢区の一部の路線を受け持っている。本稿では本来の市営バスの路線のほか、かつて金沢区並木中央に位置しており、1983年9月25日から1991年5月10日まで新杉田駅から金沢工業団地への路線を受け持っていた金沢派出所の路線の一部、ならびに交通局の外郭団体であり、市営バスから一部の系統路線を受け継いで運行している横浜交通開発の路線についても解説する。

現在の運行路線

ここでは各系統においての運行区間を表記する。 交通開発:横浜交通開発バス直属路線(2023年4月現在)

2系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
2 上大岡駅前 向田橋、弘明寺、通町1丁目、吉野町駅前、阪東橋、長者町5丁目、羽衣町、尾上町、本町4丁目、日本大通り駅県庁前、中華街入口、山下橋、みなと赤十字病院入口 みなと赤十字病院 2021.4.1上大岡駅まで縮小。港南より移管。
平日7往復 土曜休日3往復

 かつて2021年3月31日まで上大岡駅を経由して港南車庫まで至っていた路線を、上大岡駅で分断して存続させた系統路線。港南車庫側と同じく系統番号は2系統であるが、受け持ちが港南営業所から移管された為に実質的な別の路線となっている。本数は少なく、平日は7往復、土曜休日は3往復の運行となっている。

8系統(本牧営業所と共管。→本牧営業所の項目を参照。)

 後述の58系統とともに、本牧営業所と共同の受持ち路線で、横浜駅東口および桜木町駅から中華街、和田山口、三渓園を経由して本牧車庫へ向かう路線。本牧車庫への直行のほか、本牧市民公園前を経由して本牧車庫へ向かう路線も設定されている。このほか、三渓園から桜木町駅や横浜駅までのアクセスの便を図る形で、本牧発の横浜駅東口行きが片道運行されている。なお深夜バスおよび急行系統である148系統は、本牧営業所のみで受け持っている。

8系統は大部分が本牧営業所にて路線を受け持っているが、一部の便には磯子営業所も受け持ちに加わっている。

10系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
10 磯子駅前 磯子車庫前、中原、杉田小学校前、杉田駅前、栗木町、上中里橋、萩台、坂下、峰 峰の郷 2007.4.1滝頭より移管。
小型車。

 かつては滝頭営業所担当の路線で、大型車両時代の1995年までは、氷取沢行きの93系統とともに車掌が乗務している路線であり、1996年からは小型車両に変更されたうえで、ワンマン路線化された。その後は2006年8月末に利用客減少の理由から神奈川県生活交通確保対策地域協議会に路線退出意向が出されたものの、横浜市生活交通バス路線維持制度の適用対象となったことから、市営バスの運転により、磯子駅〜峰の郷間の運転となり、2007年4月に市電保存館〜磯子駅間の区間廃止と同時に磯子営業所へ移管され、現在に至っている。

58系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
58 桜木町駅前 横浜市役所前、本町4丁目、日本大通り駅県庁前、中華街入口、山下ふ頭入口、山下橋、みなと赤十字病院入口、小港橋、小港、本牧原、本牧、二の谷、間門、根岸七曲り下、不動下、根岸駅前、原町、浜、間坂、磯子駅前 磯子車庫前 本牧と共管。
横浜市役所前、本町4丁目、日本大通り駅県庁前、中華街入口、山下ふ頭入口、山下橋、みなと赤十字病院入口、みなと赤十字病院、小港橋、小港、本牧原、本牧、二の谷、間門、根岸七曲り下、不動下、根岸駅前、原町、浜、間坂、磯子駅前 本牧と共管。平日日中時間帯運行。
みなと赤十字病院 小港橋、小港、本牧原、本牧、二の谷、間門、根岸七曲り下、不動下、根岸駅前、原町、浜、間坂、磯子駅前 本牧と共管。
小港橋 小港、本牧原、本牧、二の谷、間門、根岸七曲り下、不動下、根岸駅前、原町、浜、間坂、磯子駅前 本牧と共管。
早朝および最終2〜5本。

横浜駅東口から中華街および本牧を経由して磯子駅へ至る路線で、前述の8系統と同様、本牧営業所と共同で受け持っている。また平日の日中1時間に1本は、みなと赤十字病院経由で運行されているほか、平日の朝晩には桜木町駅発着、さらには磯子車庫発の夜間と、磯子車庫行の朝には小港橋発着がそれぞれ運行されている。なお磯子方面行きに限り、八幡橋(やはたばし)停留所では橋の手前と橋の先(ヤマダ電機前)の2ヶ所に停車していたが、橋の手前の停留所については、2016年10月に「原町」へ改称されている。なお、小港橋から山下町間にて、雨の日の朝に運転されている「雨の日臨時便」は、本牧営業所が受け持っている。

 2022年3月31日までは横浜駅(東口)発着であったが、翌4月1日以降は全便桜木町駅発着に縮小されている。

61系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
61 磯子駅前 磯子車庫前、新杉田駅前、杉田平和町、南部市場前、鳥浜町入口、鳥浜町西、鳥浜町東、鳥浜町 入国管理局前 平日中心に運行。
交通開発
新杉田駅前 杉田平和町、南部市場前、鳥浜町入口、鳥浜町西、鳥浜町東、鳥浜町
杉田平和町、南部市場前、鳥浜町入口、鳥浜町西、三井アウトレットパーク、鳥浜町東、鳥浜町 土休日運行。
交通開発
杉田平和町、南部市場前、鳥浜町入口、鳥浜町西 三井アウトレットパーク

 新杉田駅からの路線がメインで、南部市場を経由して金沢区の鳥浜町へ至る路線。かつては金沢派出所において受け持っており、その後は磯子へ変更された。神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出意向が申し出されていたが、市営バスの運行から交通開発直属の路線へ移管することに伴って2007年12月9日に変更されている。その後、2009年6月1日には鳥浜町から入国管理局まで延伸されているほか、2020年4月1日には土曜休日の日中時間帯以降に限り、三井アウトレットパーク(横浜ベイサイド)へも乗り入れている。

63系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
63 汐見台ストアー前 屏風ケ浦駅前と中門前に停車。 造船所前 平日7時台2本。造船所行きのみ。

 新杉田駅の近くにあるIHI(かつての石川島播磨重工業)への通勤輸送目的に活躍している路線。過去には往復運行として、洋光台一丁目発着などがそれぞれ運行されていたが、現在では平日の朝7時台の、汐見台ストアー前発2本のみの運行だけになっている。

64系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
64 磯子駅前 磯子車庫前、屏風ケ浦駅前、汐見台ストアー前、浜小学校前、広町、上笹堀、向田橋 上大岡駅前 港南と共管。平日3〜4本、土曜休日2本。
磯子車庫前、屏風ケ浦駅前、汐見台ストアー前、浜小学校前、広町、上笹堀、向田橋、上大岡駅前、関の下、港南区総合庁舎前、吉原、日野公園墓地入口、日野中央公園入口、日野、清水橋、港南台入口、港南台中央 港南台駅前 港南と共管。
日野公園墓地入口 日野中央公園入口→日野→清水橋→港南台入口→港南台中央 平日6:11発港南台駅行きのみ。
上大岡駅前 関の下、港南区総合庁舎前、吉原、日野公園墓地入口、日野中央公園入口、日野、清水橋、港南台入口、港南台中央 港南と共管。2本。

 磯子駅から上大岡駅を経由して港南台駅へ向かう路線。2006年3月15日までは港南営業所が受け持っており、港南車庫発磯子駅への路線も存在していたが、2019年10月1日より港南営業所との共管路線となる。またほぼすべての区間において、神奈中バスとも並走しているものの、共通定期の取扱いは実施されていない。区間運転としては平日の夕方に磯子駅から上大岡駅へ1往復が当所受け持ちで運行されているほか、土曜日の夕方(16時台)の1本に港南台駅発の上大岡駅行きは港南営業所がそれぞれ受け持っている。

70系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
70 磯子駅前
汐見台循環
磯子車庫前→屏風ケ浦駅前→汐見台ストアー前→汐見台2丁目→給水塔前→汐見台3丁目→久良岐公園前→浜小学校前→汐見台1丁目→汐見台ストアー前→屏風ケ浦駅前→磯子車庫前
磯子駅前 交通開発

 磯子駅から屏風ケ浦駅を経由して汐見台団地内を一方循環している路線。途中の浜小学校前停留所には汐見台中学校横にあるレインボー入口停留所と幼稚園の裏にある停留所の2ヶ所に停車する。2015年10月1日からは横浜交通開発との共同運行となっていたが、2016年4月1日より完全に横浜交通開発直属の受け持ちへ変更されている。2006年9月までの平日と土曜の一部に限り、IHI(かつての石川島播磨重工業)への通勤輸送目的として磯子駅から造船所前までの路線も運行されていた。内容的には磯子駅を発車して汐見台団地内を循環したあとに磯子駅へ戻り、そこから造船所前へ向かっており、逆では造船所前を発車して磯子駅へと向かい、そこから汐見台循環線の運用に就いていた。

85系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
85 磯子車庫前 磯子駅東口→活動ホーム前→磯子2丁目→新磯子町→東京ガス前→ジェイパワー前→磯子海づり施設 南部水再生センター前
磯子駅東口 活動ホーム前→磯子2丁目→新磯子町→東京ガス前→ジェイパワー前→磯子海づり施設 平日朝2本。
活動ホーム前→磯子2丁目→新磯子町 東京ガス前 休日20:51発。
南部水再生センター前 磯子海づり施設→ジェイパワー前→東京ガス前→新磯子町→活動ホーム前→磯子駅東口 磯子車庫 平日日中時間帯のみ。
磯子海づり施設→ジェイパワー前→東京ガス前→新磯子町中央→禅馬歩道橋→磯子駅前 磯子車庫前 平日日中時間帯を除く。
東京ガス前 新磯子町中央→禅馬歩道橋→磯子駅前 休日21:01発。

 磯子駅東口から唯一発着している系統で、東側の工業地域を運行している。2020年3月14日からは平日日中時間帯を除いて、磯子方面の便は禅馬歩道橋経由へ変更されている。かつては浜小学校前発着便もあったが、2006年9月に磯子車庫までに短縮されている。

113・327系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
113 桜木町駅前 横浜市役所前、本町4丁目、尾上町、羽衣町、長者町5丁目、阪東橋、吉野町駅前、睦橋、天神橋、滝頭、浜、芦名橋、間坂、磯子駅前 磯子車庫前
羽衣町 長者町5丁目、阪東橋、吉野町駅前、睦橋、天神橋、滝頭、浜、芦名橋、間坂、磯子駅前 平日土曜始発の磯子車庫行きのみ。
327 磯子車庫前
急行
天神橋までの各停留所に停車。天神橋からは吉野町駅前、羽衣町、尾上町、本町4丁目に停車。
桜木町駅前

 113系統は桜木町駅から阪東橋、吉野町を経由して磯子駅へ向かう路線で、1972年3月31日まで走っていた横浜市電の路線の代替系統の一部にあたる。113系統の急行である327系統は2022年9月30日までは平日朝の2本のみの運行であったが、翌10月1日以降は大幅に運行時間を拡大のうえ往復運行化されている。磯子車庫から天神橋までの各停留所と吉野町駅、羽衣町、尾上町、本町4丁目に停車する。2014年3月までは滝頭営業所の受け持ちにて滝頭行きも運行されていた。その代わりとして、羽衣町始発の便が平日と土曜の始発に運転されている。

 327系統は2010年11月1日に新設された、113系統の急行便系統路線。平日朝の桜木町駅行きのみ運転され、天神橋まで各停、天神橋から先は吉野町駅前と羽衣町、尾上町、本町4丁目に停車する。

117系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
117 新杉田駅前
急行藤森工業循環
木材港入口、木材団地、幸浦1丁目、藤森工業前、幸浦1丁目、木材港入口に停車。
新杉田駅前 交通開発
平日8:26、17:43発。

 新杉田駅から幸浦1丁目方面に至る系統路線で、横浜交通開発バスによって運転されている。かつては三菱金沢工場への路線であったが、同工場が移転したことによって、藤森工業の循環路線で急行便として、朝夕の1日2便のみ運行されている。

215系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
215 新杉田駅前
大谷団地循環
杉田→青砥坂→杉田坪呑中央(すぎたつぼのみちゅうおう)→大谷第1公園→杉田生協前→杉田台下→杉田台会館→小田(こだ)→杉田梅林→梅林下→大谷団地→大谷第1公園→杉田坪呑中央→青砥坂→療育センター
新杉田駅前 小型車。

 新杉田駅から杉田台地域を循環する系統路線。新杉田駅付近を除いて、ほとんどの区間が急坂および狭隘区間である関係から、小型車両にて運用されている。

293系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
293 磯子駅前
磯子台団地循環
磯子車庫前→中原→杉田小学校前→杉田駅前→栗木町→上中里町→隨縁寺前→下ヶ谷→氷取沢→磯子台団地→氷取沢公園下→氷取沢→上中里団地→さわの里小学校前→上中里町→栗木町→杉田駅前→杉田小学校前→中原→磯子車庫前
磯子駅前 小型車。
磯子車庫前
磯子台団地循環
中原→杉田小学校前→杉田駅前→栗木町→上中里町→隨縁寺前→下ヶ谷→氷取沢→磯子台団地→氷取沢公園下→氷取沢→上中里団地→さわの里小学校前→上中里町→栗木町→杉田駅前→杉田小学校前→中原→磯子車庫前
平日6:00発、土曜休日6:02発、小型車。

 以前は93系統で、10系統と同様にかつては滝頭営業所受け持ちの路線で、大型車両時代には車掌が乗務している路線であったが、1996年からは小型車両に変更されワンマン路線化されている。その後は2006年8月末に利用客減少の理由から、神奈川県生活交通確保対策地域協議会に路線退出意向が出されたものの、横浜市生活交通バス路線維持制度の適用対象となったことから市営バスの運転によって、93系統から293系統に変更のうえ磯子駅〜磯子台団地〜上中里団地〜磯子駅間の循環運転となり、市電保存館〜磯子駅間の区間廃止と同時に、磯子営業所の受け持ちに変更され、現在に至っている。

321系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
321 三井アウトレットパーク
富岡経由)
鳥浜町入口→木材港入口→慶珊寺前→富岡→能見台駅入口→長浜ホール前→イガイ根公園前→並木中央→金沢総合高校前→八幡公園前→サブセンター前→木材港入口→鳥浜町入口
三井アウトレットパーク 8本。
能見台駅入口経由)
鳥浜町入口→木材港入口→サブセンター前→八幡公園前→金沢総合高校前→金沢スポーツセンター前→なぎさ団地前→長浜ホール前→能見台駅入口→富岡→慶珊寺前→サブセンター前→木材港入口→鳥浜町入口
5本。
鳥浜町入口→木材港入口→慶珊寺前→富岡→能見台駅入口→長浜ホール前→イガイ根公園前→並木中央→金沢総合高校前→八幡公園前→サブセンター前 木材港入口 20:18発のみ。
サブセンター前 八幡公園前→金沢総合高校前→金沢スポーツセンター前→なぎさ団地前→長浜ホール前→能見台駅入口→富岡→慶珊寺前→サブセンター前→木材港入口→鳥浜町入口 三井アウトレットパーク 6:29発のみ。

 従来から運行されていた94系統294系統の後継ぎとして、2021年7月11日のダイヤ改正で運行を開始した循環系統路線。本数はあまり多くはないものの、京急線の京急富岡駅および能見台駅から三井アウトレットパーク横浜ベイサイドマリーナへのアクセス路線として機能しており、かつて運行されていた61系統の経路をほぼ踏襲している。

過去の運行路線

ここでは系統自体廃止および他の営業所へ移管、もしくは他社へ移譲された路線を記述する。

4系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
4 磯子駅前 磯子車庫前、中原、杉田、宮の前、谷津坂、金沢文庫、君ヶ崎、町屋、金沢八景、六浦橋、内川橋、追浜駅前 追浜天神橋 京急バスと共同。2007.4.1京急バスへ移譲。

 横浜市営バスにおいては磯子駅から金沢区を経由して、唯一横須賀市へ乗り入れていた路線。 2007年3月31日までは京急バスとの共同運行で、磯子駅から16号道路を南下して杉田、金沢文庫、金沢八景を経由して横須賀市の追浜天神橋まで運行された。市営バスの下り行先表示は追浜へ向かうことから「4・追浜」と書かれていたことが特徴であった。2007年4月1日からは全便、京急バスへの運行へ移譲されている。(京急バスは追浜営業所にて受け持ち

61系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
61 磯子駅前 磯子車庫前、新杉田駅前、杉田平和町、食品団地前、木材港入口、サブセンター前、八幡公園前 富岡バスターミナル 2007.3.31廃止。
新杉田駅前 杉田平和町、食品団地前、木材港入口、サブセンター前、八幡公園前、富岡バスターミナル、地区センター、長浜公園前、金沢スポーツセンター前、なぎさ団地前 リネツ金沢
杉田平和町→食品団地前→木材港入口→サブセンター前→八幡公園前→富岡バスターミナル→地区センター→長浜公園前→並木中央→マリンハイツ前→なぎさ団地前→金沢スポーツセンター前→長浜公園前→地区センター→富岡バスターミナル→八幡公園前→サブセンター前→木材港入口→食品団地前→杉田平和町 新杉田駅前
杉田平和町→食品団地前→木材港入口→サブセンター前→八幡公園前→富岡バスターミナル→地区センター→長浜公園前→並木中央→金沢卸団地前→金沢工業団地→金沢卸団地前→なぎさ団地前→長浜公園前→地区センター→富岡バスターミナル→八幡公園前→サブセンター前→木材港入口→食品団地前→杉田平和町
杉田平和町→食品団地前→木材港入口→サブセンター前→八幡公園前→富岡バスターミナル→地区センター→長浜公園前→なぎさ団地前→金沢卸団地前→金沢工業団地→金沢卸団地前→並木中央→長浜公園前→地区センター→富岡バスターミナル→八幡公園前→サブセンター前→木材港入口→食品団地前→杉田平和町

 かつては金沢区内の海岸地域内の代表路線であったことから、金沢派出所にて受け持ち、金沢派出所の閉鎖後は磯子へ移管された。金沢区内の海岸地域の基幹路線であったが、利用客減が絡んで2006年8月に神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出意向が出され、新杉田駅(一部磯子駅)から鳥浜町への路線を除いて2007年3月31日に廃止された。区間変更された前述の294系統は、当系統路線におけるなぎさ団地線および金沢工業団地線の名残である。

81・110系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
81 横浜駅前 花咲橋、桜木町駅前、本町4丁目、県庁前(現:日本大通り駅県庁前)、横浜スタジアム前、扇町、長者町1丁目、浦舟町、中村橋、天神橋、滝頭、八幡橋、浜、芦名橋、磯子駅前、磯子車庫前、中原、杉田 杉田平和町 1993年頃まで運行。
110 花咲橋、桜木町駅前、本町4丁目、尾上町、羽衣町、伊勢佐木長者町駅前、長者町1丁目、浦舟町、中村橋、天神橋、滝頭、八幡橋、浜、芦名橋、磯子駅前、磯子車庫前、中原、杉田 京急バスと共同。2006.3.16京急バスへ移譲。
  • 1993年頃:81系統(横浜駅〜県庁〜杉田平和町線)を廃止する。
  • 2006年3月16日:110系統(横浜駅〜羽衣町〜杉田平和町線)を全便、京急バスの運行へ移譲する。

 横浜駅から浦舟町および磯子駅を経由して、杉田平和町まで結んでいた系統路線。81系統は後述の110系統の県庁前(現在の日本大通り駅県庁前)経由版で、当時の110系統に76・98系統を足した存在の路線。110系統の補完路線であったことから本数も極めて少なく、1990年代前半頃に廃止。その後の系統番号自体は1996年から緑営業所の路線で使用されたが、2007年に廃止されている。

 110系統は2006年3月16日まで京急バスとの共同運行で、横浜駅から羽衣町、浦舟町および磯子駅前を経由して杉田平和町までを結んでいた。このほか磯子駅まで(実際は磯子車庫まで)の便も存在していた。4系統と同様に現在は全便、京急バスへの運行へ移譲されている。(京急バスは杉田営業所にて受け持ち

94系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
94 富岡バスターミナル 谷津坂、金沢文庫 金沢区総合庁舎前 2021.3.31廃止。京急バスと共同。

 京急バス(杉田営業所受持ち)との共同運行路線で、市営バスでは数少ない対キロ区間の路線になっている。平日と土曜日に僅かに運行される系統で、金沢区役所への対策路線になっている。この系統は京急バスへ全面的に移譲する予定であったが、本数が少ないことや典型的な赤字路線であることから2021年3月31日をもって廃止され、同時に富岡バスターミナル停留所も廃止された。

99系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
99 桜木町駅前 本町4丁目、地下鉄関内駅、横浜スタジアム前、元町、本郷町、小港、和田山口、本牧、間門、不動下、根岸駅前、八幡橋、浜、芦名橋、磯子駅前 磯子車庫前 2020.11.3廃止。下記の期間を除く。
本町4丁目、中華街入口、中区分庁舎前、元町、本郷町、小港、和田山口、本牧、間門、不動下、根岸駅前、八幡橋、浜、芦名橋、磯子駅前 2004.2.1〜2007.3.31。
  • 2004年2月1日:みなとみらい線の開業によって、市庁前(現:港町<みなとちょう>)経由から中華街入口経由へ変更する。
  • 2007年3月31日:路線再編によって、2004年1月31日以前の経路へ復帰する。
  • 2020年11月3日:99系統全路線廃止。

 桜木町駅から市庁前および本牧を経由して磯子駅へ至っていた路線で、小港から磯子車庫までは58系統と同一経路にて運行されていた。なお、58系統と同様に、磯子方面行きに限り、八幡橋(やはたばし)停留所では橋の手前と橋の先(ヤマダ電機前)の2ヶ所に停車していたが、橋の手前の停留所については、2016年10月に「原町」へ改称されている。

 2020年11月3日の運行をもって廃止。

294系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
294 新杉田駅前
なぎさ団地循環
杉田平和町→昭和町→南部市場前→木材港入口→サブセンター前→八幡公園前→金沢総合高校前→金沢スポーツセンター前→なぎさ団地前→イガイ根公園前→金沢総合高校前→八幡公園前→サブセンター前→木材港入口→南部市場前→昭和町→杉田平和町
新杉田駅前 1日4本。2021.7.10廃止→321系統へ振替。

 かつて運行されていた61系統のなぎさ団地線や金沢工業団地線の名残。2006年度に神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出意向が申し出されていたが、2007年4月から2年間の予定で暫定運行されていたものの、2009年4月より本格路線化されたと同時に、新たに新杉田駅からなぎさ団地経由で富岡バスターミナルまでの路線が新設された。富岡バスターミナル発着便は2021年3月31日付けで廃止され、2021年7月の廃止時までは1日4本と極めて少なかった。61系統としての当初の運行は金沢派出所が受け持っていた。

 321系統の新設によって、2021年7月10日をもって廃止された。

金沢派出所運行路線

121・122・123系統


系統
番号

起点 途中主要経由地 終点 備考
121 新杉田駅前 杉田平和町、食品団地前、建設センター前 金沢工業団地 1989.7.5廃止。
122 杉田平和町、食品団地前、富岡バスターミナル、金沢卸団地
123 杉田平和町、食品団地前、富岡バスターミナル、なぎさ団地前、富岡バスターミナル、食品団地前、杉田平和町 新杉田駅前

 これらの路線は金沢シーサイドライン(現在の横浜シーサイドライン)の開業前は61系統とともに金沢区の海岸地域を受け持っていたが、1989年7月5日のシーサイドライン開業による路線整理によって廃止された。

配置車両

 かつて磯子営業所に配置されていた車両は、日産ディーゼル社(現在はUDトラックス社に変更)製で、本牧営業所や鶴見営業所と同様に、長尺車両の配置が基本であった。現在でも日産車が配置されていることに加えて、その後は他所からの転属などに伴って、日野製やいすゞ製の車両が配置されているほか、10215293系統用の小型車がそれぞれ配属されている。

 なお、日産ディーゼル社においてのバス部門が2010年で製造から撤退したことを受けて、2011年には市営バス車両のみに三菱車が配置されており、横浜交通開発直属を除いて国産4メーカーの車体が配置されている。近年では磯子営業所のみではなく、横浜市営バス全体において、日野製やいすゞ製といったJバスボディ仕様の車両が盛んに新製配置されており、主に日野製で配置されている。

外部リンク


横浜市営バスのメインへ
inserted by FC2 system