西武鉄道(西武)西武鉄道(西武)は、東京都から所沢を中心に埼玉県南部および南西部に至っている首都圏大手私鉄の鉄道路線であり、池袋駅から秩父地方へ向かっている池袋線、および西武新宿駅から川越方面に向かっている新宿線の2つの本線を擁している。この2つの本線が有しているのはそれぞれ路線固有の歴史からなっており、池袋線は武蔵野鉄道、新宿線は旧西武鉄道および川越鉄道にて開業させたことが本線の由来になっている。またこの他にも国分寺線や多摩湖線があり、国分寺線は川越鉄道にて、多摩湖線は多摩湖鉄道にてそれぞれ開業し、のちに西武の前身である旧西武鉄道や武蔵野鉄道に買収されていることが特徴的になっている。さらに独立路線としてJR中央線の武蔵境駅から是政駅に至っている西武多摩川線もあり、こちらも多摩鉄道にて開業し、旧西武鉄道にて買収されている。 またこの他、西武遊園地駅から西武園ゆうえんちの西側を外周して西武球場前駅に至る西武山口線は、かつて1984年まで軽便鉄道にて蓄電池機関車および蒸気機関車が運行されていたが、1985年に新交通システム路線へと刷新されている。 2016年現在は池袋線と新宿線の2つの本線を擁しながら、都心から埼玉県南西部への鉄道ネットワークを形成している。
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