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現役の京成車両

 ここでは2017年現在、活躍中の京成の車両を紹介する。

AE形(2代目)・・・・時速160qを実現。

 上野や日暮里から成田空港への到達時間短縮、および成田スカイアクセス線の高速化による京成本線からの経路変更を機に、2010年に登場した京成最新型スカイライナー車両。新線区間において時速160km/hの高速運転を発揮し、日暮里〜成田空港ターミナル間が、それまでの51分から36分に大幅に短縮されたことが大きな話題となった。

3100形・・・・成田スカイアクセス線の最新型一般車両。

 2019年10月26日より運用を開始した京成電鉄最新通勤型車両。主に成田スカイアクセス線の「アクセス特急」用として運用され、成田スカイアクセス線のラインカラーであるオレンジ色の帯を用いていることが特徴的となっている。この3100形車両のほか、アクセス特急用の3050形車両も3100形と同じオレンジ色塗装に変更される予定。

3000形・・・・21世紀の京成通勤型車両の主力。

 従来、活躍している3200形や3300形・3500形未更新車などの代替を目的として、2003年に登場した京成の最新形式通勤型車両。もともと3500形は全車両更新予定であったものの、コストの関係から新型車両の導入への方針となり、登場した車両が3000形車両である。JR東日本のE231系車両を基本に設計され、コスト軽減を図っている。8両編成と6両編成があり、8両編成は優等種別運用、6両編成は普通列車の運用にそれぞれ使用されている。

3050形・・・・成田スカイアクセス線の主力。

 成田スカイアクセス線のアクセス特急専用車両として2010年に登場した一般形車両。3051編成から3056編成の6編成48両が活躍し、アクセス特急を中心に運用されているものの、ごく稀に本線系統の優等種別運用も受け持っている。アクセス特急専用であることから、3100形車両と同じ塗装へ変更される予定となっている。

3700形(前期車)・・・・今なお京成通勤車両の主力。

 旧型3000形系列車両の置き換えをはじめ、成田空港新駅への乗り入れおよび北総線の延伸開業を機に、1991年に登場した一般形車両。8両編成にて登場し、主に京成上野〜成田空港間の本線特急運用に活躍するほか、都営浅草線や京急線へも乗り入れて、羽田空港へのアクセスにも活躍している。

3700形(後期車)・・・・3700形のマイナーチェンジ版。

 2000年に登場した3700形車両のマイナーチェンジ版。前面の内容は前照灯を左右上部に配置し、急行灯は後部標識灯と縦並びにして腰部左右に配置されたことや、正面運行番号表示器をマグサイン方式からLED方式にそれぞれ変更されている。8両編成のほか、2編成に6両編成も在籍し、6両編成は普通列車の運用にて活躍している。

3400形・・・・初代スカイライナーの生まれ変わり。

 初代スカイライナーであったAE形(先代)の走行機器などを流用して、3700形車両並みに製造された一般形車両。3700形車両はステンレス製に対して、3400形車両は普通鋼体製となっているのが特徴的である。8両編成5本の40両が活躍し、京成本線の優等種別運用にて受け持っている。

3600形・・・・京成通勤車両初の界磁チョッパ制御車。

 1982年に登場した京成初のワンハンドル車および界磁チョッパ制御車。8両編成が主であり、京成上野〜成田空港および芝山千代田間などで運用されているものの、先頭車が制御式車両であることから、泉岳寺駅からの京急線へは入線できないため、都営浅草線への直通運用については、専ら西馬込駅発着の運用に限定されている。近年では廃車や編成短縮によって、6両編成や4両編成が現われ、6両編成は本線系統の普通列車で、4両編成は金町線でそれぞれ運用されている。

3500形更新車・・・・3500形を近代風に更新。

 1972年に登場した京成初のステンレス製一般形車両。20年以上を経た1996年に車体更新が実施され、車内を3700形車両並みに変更されたほか、前面を3600形式に変更された点が特徴的となっている。更新当初は京成線内運用はもちろん、都営浅草線や京急線への乗り入れでも運用されているが、現在は普通列車の運用が主になり、6両編成では本線系統にて、4両編成では金町線にてそれぞれ運用されている。




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